白髪を根本的に治療できるようになるのは先の話

白髪予防・治療へのゴールは、今から、ここから!

白髪予防・治療へのゴールは、今から、ここから!

今回、白髪の仕組みを解明した西村教授らのグループは、2002年に黒髪の色素を作る色素幹細胞を初めて発見し、2005年には色素幹細胞が枯渇すると白髪になることを発見していました。2009年、ようやく白髪になる仕組みが解明した、というわけです。たいへん長い道のりです。しかもここまでは、マウスによる実験段階であり、ヒトへの応用はこれから、という段階です。

また、ひとつの薬が使えるようになるまでに、10年以上かかります。もし今すぐに、白髪に効く薬が開発されたとしても、私たちが使えるようになるまでは、さらに10年以上はかかることになります。

白髪の根本的な解決は、もう少し先の話のようです。

頭皮を紫外線から守り、DNAの損傷を食い止める!

頭皮のUVケアが白髪予防にもつながる!

頭皮のUVケアが白髪予防にもつながる!

ただ、色素幹細胞のDNAの損傷を食い止めることは、今すぐにでも始められそうです。それは、「頭皮を紫外線から守る」こと。紫外線は、幹細胞に悪影響を与え、DNAを損傷させる原因のひとつだからです。

もともと頭皮は、約4mm厚みがあり、人体の皮膚(表皮+真皮)中で一番厚くなっています。これは、色素幹細胞がある毛嚢(もうのう)を、紫外線などの外部刺激から守るためだとされています。頭皮は太陽に一番近く、いつも紫外線にさらされています。それを防ぐことで、DNAの損傷を食い止めることができるかもしれません。

頭皮用のUVカット製品(日焼け止めクリームやローションなど)はありませんが、皮膚用のものを使うと良いでしょう。ただし、日焼け止めを付けた日は、いつもよりも丁寧にシャンプーしてください。

帽子や日傘で頭部を守る、というのも効果があります。可能であれば、紫外線が強い時間帯(10:00~14:00)の外出を控えることもおすすめします。

近い将来、頭皮や色素幹細胞を紫外線から守るための成分を配合した「白髪予防クリーム」のようなものが登場するかもしれませんね。

規則正しい生活が白髪を防ぐ!

白髪は、色素幹細胞のDNAの損傷が原因ですが、紫外線のような外的要素だけでなく、内的要素、つまりストレスなども関与していると考えられています。それを考えると、ストレスを解消するための運動や趣味、生活習慣や食生活にも目を向ける必要があると思います。規則正しい生活を送り、バランスのよい食事を摂る──毎日の生活を見直すことも、白髪予防につながることなのかもしれません。


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