喪中はがきの作成時のマナーと書き方

喪中はがきの作成時のマナーと書き方

近親者を亡くした後は、喪に服するという意味で年賀状を出すのを控え、その代わりに年賀欠礼状(喪中はがき)を送る習慣があります。以前は業者に注文することが多かった喪中はがきですが、最近はパソコンで自作する人も増えてきました。喪中ハガキを作成するときの手順や、注意事項をお伝えします。
   

喪中はがき準備の時期は? 切手は弔事用も買える! 

喪中はがきを書く際のマナー

喪中はがきを書く際のマナー

喪中はがきは先方が年賀状の準備にとりかかる前に出さなければいけませんから、11月中旬から遅くても12月初旬には届くようにします。

はがきは郵便局で購入できる普通のはがきでも、市販のハガキ専用紙でもかまいませんが、くれぐれも年賀はがきを使用しないように。用紙の色は淡い色ならカラーでもOKです。郵便局では弔事用の切手も売っています。弔事用62円普通切手花文様です。
 

写真やイラストを入れるときは派手すぎないように

喪中はがきはシンプルに……が大原則ですが、カラーがNGというわけではありません。最近では市販の喪中はがきの中にも紫系やブルー系の花の挿絵などが入っていますし、赤や黄色などの明るい色もポイントとして入れることもタブーではなくなりました。故人の愛用品や、思い出の場所などの写真を入れてもOK。ただし、故人の顔が写っている写真については、受け取った側が気を遣ってしまいますのでやめたほうが無難です。
 

喪中はがきを作成する場合のQ&A

年賀欠礼状(喪中はがき)を作成する場合についての注意事項をQ&A形式でまとめてみました。

Q:喪中はがきに句読点を入れてもいい?

A:葬儀の際に作成する会葬御礼状や、新聞の死亡広告のように弔事に関する文には句読点がありません。結婚式などのお祝い事の場合は、「区切りをつけないために句読点は用いない」という意味もあるそうですが、弔事の場合は少し意味が違うようです。

もともと日本語には句読点がなく、筆で書かれていた時代には読みやすくするために一字空けたり、行を変えたりして見やすくする工夫がされていました。時代とともに句読点を使うことが一般的となりましたが、厳粛で儀礼的、あらたまった文章の際は句読点をはずして書かれることが慣例化していきたことから、弔事の場合も句読点ナシが好まれるようになったといわれています。しかし、最近では形式的なものよりも、相手に伝わりやすい文体が好まれていますので、必ずしも句読点をはずす必要はありません。

Q:こんなのアリ? 横書き、ゴシック体など

A:喪中はがきのフォントといえば、行書体、もしくは明朝体が一般的ですが、装飾されていないゴシック系のフォントであればさほど失礼にはあたりません。また縦書きでなく横書きでもOKです。しかし、喪中時はお祝いムードを避けるという意味でも、あまり奇抜になりすぎないように注意しましょう。

Q:喪中はがきにコメントを入れてもいい?

A:「喪中はがきには個人的なコメントやメッセージを書いてはいけない」と書いてあるマナー本もありますが、お世話になった方へ一言添えることは決して悪いことではありません。ただし、新年のご挨拶やお祝い事、レジャーや遊びなどのコメントは慎みます。
 

ご年賀欠礼の旨は寒中見舞いで

ときどき「喪中はがきを出したにもかかわらず、年賀ハガキが届いた!」と憤慨する人もいます。しかし、喪中はがきの意味は「喪に服しており新年のお祝いを控えていますので、こちらからのご挨拶は遠慮させていただきます」というお詫び状であって、先方からのご挨拶を拒否しますということではありません。中には喪中と頭でわかっていながら「うっかり」年賀はがきを出してしまう人だっていることでしょう。年賀状をいただいた方に対しては、1月下旬から2月頃に「寒中見舞い」としてご年賀欠礼をした旨についてお伝えしましょう。

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