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お産難民にならない方法(3ページ目)

産み場所はますます減り産院選びが大変になっています!1100人の妊婦さんと母親声を集めたアンケートから、これから産院を決める人が知っておくべき現実と貴重な体験談をお送りします。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

アンケートに回答してくださった皆さんは、本当にいろいろな経験をされていました。そのごく一部をご紹介します。

里帰りするか迷っているうちに予約が埋まってしまった


人気があると言われている出産施設で母乳ケア、カンガルーケアが出来るなど希望に合っていたのでそこに行きたかった。里帰りするか悩んでいたのでそんなに早く予約することは出来ないし、(里帰りするとしても)そこに住んでいたわけではないので全く病院の情報がなかったので不安でたまらなかった。
ちょうど出産できる場所が減っているときにあたり、予約が出来ないことに驚き焦ったあと、お産難民の問題がテレビや新聞などで報じられた。知っていればもっと早く対応して行きたかった産院で産めたかもしれないと思うと今でもたまに悔しく思う。
<神奈川県川崎市 38歳 子ども21ヶ月>

お産ができる施設へ直接行くこと!


妊娠したかな?と思ったら最初に検診を受けにいく先は分娩ができる病院に行った方がいいと思います。分娩はできない病院に行ってもそのあとで分娩施設を探すのはとても不安で大変です。
<神奈川県横浜市 27歳 子ども2ヶ月>

予約が埋まっていく中、不安がつのった時期・・・


安心して出産ができる場所が自分にはないんじゃないかととても不安を感じた。あちこちで分娩予約がどんどん早い段階でいっぱいになり、希望通りのお産が叶わないことに、自分のお産を通して感じ、とても不安を感じた。できるだけ早い段階で安心してお産を任せられる産科医を探さなければいけないのが現状なのを知っておくべきです。
<愛知県津島市 27歳 子ども4ヶ月>

流産の不安の中、がんばって分娩予約してよかった


私は2人とも自分の希望する産院で産むことができましたが、分娩予約を早い段階でしなければいけなかったので、当時出血があり、流産の可能性を示唆されていた私にとってはすごいプレッシャーでした。(でも)希望の産院があるのなら、何でもいいので早く分娩予約することです。
<大阪府大阪市 29歳 子ども15ヶ月>

「何も困らなかった」という方もたくさんいらしたのですが、がんばったお話が本当にたくさんありました。ただ、つらい時期はあっても、皆さんその後赤ちゃんを抱いた喜びはずっと大きかったはずです。現状を分かって、できるだけ後悔のない形で妊娠のスタートを切りましょう。

                     イラスト 平井さくら
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■調査概要
調査全体の詳しいレポートはこちらから見られます。

・調査対象者 妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」のリサーチサービス「ベビカムVOICE」の登録会員(アンケートモニター会員)
・調査エリア 全国
・調査実施期間 2007年11月29日~12月4日
・有効回答者数:1,064人
・のべ出産件数:1,095件
☆ご回答下さった皆様どうもありがとうございました。
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