ここ1~2年の間に、日本にもチャンピサージを提供するサロンが増えています。水やオイルなどを使わないため髪が濡れず、短時間で気軽に受けられると好評です。今回は、読者の井上真実子さん(仮名)に、その気軽さを体験いただきました。
・チャンピサージについての詳細はこちら→記事:インド式チャンピサージで頭すっきり!
頭皮をほぐすには、まず背中から
バイオテック松戸店店長の比留間泉さん。笑顔がいっぱいの明るい方です
まずは背中から
イスに深く座り、まずは深呼吸を3回して、全身をリラックスさせます。「頭皮の揉みほぐしの体験」としか聞いていなかった井上さん。背中の筋肉をさすることからはじまり、ちょっとビックリされました。
背中から肩へと進みます
「背中には僧帽筋という大きな筋肉があります。その筋肉の緊張をほぐすことで、血液やリンパの流れを促進します。いきなり頭部を揉みほぐしても、背中や肩、首の血液やリンパの流れが滞っていると、上へは流れません。リンパの流れを良くする事で、体内にたまった老廃物も流す効果があります」(比留間さん)
背中の次は肩甲骨、二の腕、首と、徐々に頭部へ向かうようにさすります。
「なでる・さする」ことで筋肉を根っこからほぐす
チャンピサージは、強く力を入れてマッサージするのではなく、「なでる・さする」という手技(しゅぎ)で、適度な力で筋肉の根っこに訴えかけるのだそうです。筋肉に力をかけ過ぎないことで、揉み返しがないとされます。
「いつも行っているマッサージとは、力の入れ方が全く違います。とてもソフト。手のひら全体でさすっているので、背中や肩が温かくなって、コリがほぐれていく感じがします。とっても気持ちいいです」(井上さん)
後頭部のくぼみが「気持ちいい」と井上さん
約10分後、いよいよ頭部の技術へ。はじめに後頭骨を中心に頭皮をほぐします。比留間さんが後頭部の少しくぼんだところを指先でギュッと押すと、思わず「わ、気持ちいい~」と声をあげる井上さん。
「このくぼみのところに血液やリンパがたまっていると、頭頂部へ流れていきません。ご自分でも仕事の合間にココを押してみてくださいね。目や頭がすっきりしますよ」(比留間さん)