メキシコの市内バスを乗りこなそう
タクシーよりも運賃が安く、停留所がないので乗り降り自由で便利なメキシコの路線バスですが、町に不慣れで、スペイン語が通じないとなると利用が難しい乗り物です……。ですが最近は、観光客にもわかりやすい停留所があるバスも運行されるようになりました。ほとんどが運賃前払いになるので、バスに乗る前に小銭を用意しておきましょう。メキシコの路線バス
メキシコの路線バスはミクロス、ミクロブス、ペセロ、カミオンと呼び方がたくさんあるうえに、車体の大きさもまちまちなので混乱するかもしれませんが、乗り方はすべて一緒。目的地を運転手に告げ、料金を前払いします。運賃は5kmまで4メキシコペソ~です。距離によって料金が上がりますが、タクシーよりはだいぶ安いので、多くの庶民が利用しています。路線が決まっていますが、特に決まった停留所はなく、乗る時は手をあげてバスを停め、降りる時はブザーを押して好きな場所で降ります。運転手好みの音楽を大音量でかけながら荒々しく運転するので、メキシコらしい気分を味わうのにはぴったりですが、かなり慣れていないと利用は難しいでしょう……。
メキシコのメトロブス
メトロ(地下鉄)とバスの中間のような連結バスで、メキシコシティ政府が近年力を入れているのがメトロブス(Metrobus)です。現在5路線が走っていて、運行は朝4時半~深夜24時まで(土日祝は5~24時)。停留所で乗り降りするので、旅行者にもわかりやすく、各駅に監視カメラや警察官を配備し、セキュリティが強化されているので安心です。メトロブスのカード
入場はプラットホームの入り口にある改札のセンサーにカードをかざすスマートカード方式です。また、ハリスコ州グアダラハラでも2009年よりメトロブスと同様のシステムのMacrobus(マクロブス)が運行しています。
参考サイト:メトロブスの路線図
メキシコの市営バス=コビルサ
2009年からメキシコシティの目抜き通り=Reforma(レフォルマ)を走る最新型の市営バスがコビルサ(Covilsa)。停留所で乗り降りするスタイルです。チャプルテペック公園内の博物館、美術館、独立記念塔、ソナロサ、アラメダ公園、ソカロなどの観光スポットを通るので旅行者にとって便利なバスです。通常車両は運賃5.5メキシコペソでデラックス車両はエアコン付きで6ペソ。釣り銭を用意しないシステムなので、運賃は定額を払うように注意してください。メキシコシティのトロリー、トロレーブス
メキシコシティ内を9路線走っているトロリーバス。停留所で乗り降りするタイプのバスで、運賃は4メキシコペソ均一。乗車時に支払います(釣り銭なし)。参考サイト:トロレーブス路線図