秋刀魚みりん干しの作り方・焼き方!
市販の秋刀魚のみりん干しは、硬くて、甘くて、焼いてる途中、うっかりしてるとすぐに丸焦げになってしまいます。脂がのっていて、ふっくらして、ジューシーで、 ほんのり甘くて香ばしく、焼いても焦げ付かない秋刀魚のみりん干しが食べたいなら、自分で作りましょう。魚屋さんの店頭にキラキラの新秋刀魚が並び、涼やかな秋風が吹き始めた今が作り時です。
秋刀魚のみりん干しの材料(2人分)
秋刀魚のみりん干しの作り方・手順
秋刀魚のみりん干しの作り方
1:秋刀魚を水で洗う
秋刀魚を水で洗ってウロコを落とす。まな板の上にのせて、背に包丁を入れ、中骨に添って尾に向けて切り下ろす。
まな板の上に新聞紙を敷いて、その上で作業すれば、そのまま丸めて捨てられるので便利。2:包丁の先でワタをかきとる
頭も二つに割って切り開き、包丁の先でワタをかきとる。 流水で手早く洗い、盆ザルの上で水をきる。
指先を使って、頭の中まで丁寧に、手早く洗う。3:冷蔵庫で3時間漬ける
バットに並べ、合わせた漬け汁をかけ、ラップでおおい、冷蔵庫で3時間漬ける。
途中で上下を返す。この漬け汁の分量で、3尾まで大丈夫。4:風通しの良い場所で5~7時間干す
風通しの良い場所で5~7時間干す。表面に薄いマクが張ったようになり、指で押すと弾力があって、触った指が濡れないようなら出来上がり。写真は6時間半後のみりん干し。
真夏は日陰で。秋や春なら日光に当てて良い。条件が良ければ早く干し上がる。↑この日は曇りで風もなかったので、少し時間がかかった。もう少し干しても良い感じ。5:干し方1
干し方1: (専用の)洗濯干しに吊るす。
6:干し方2
干し方2: 干し籠に並べて干す。この場合は、途中で裏返す。
盆ザルに並べて干しても良いが、ハエに注意!7:焼き方
焼き方。お好みで身に白ごまをふりかける。 焼き網を熱し、身の方から焼き、焼き目が付いたら、裏返してじっくり焼く。グリルで焼く場合も身を先に焼く。上火の場合は身を上。
身3割、皮7割といった感じで焼く。焼きすぎには注意!8:完成
付け合せは、大根おろし、焼きしし唐、干し茄子の辛し和え。
ガイドのワンポイントアドバイス
みりん干しですが、みりんはほんの少しにしました。みりんを多く入れると、秋刀魚の身がしまって硬くなり、焼く時に焦げやすくなると考えたからです。結果、思い通りの、ふっくらジューシーな秋刀魚のみりん干しができました。炊き立てご飯と食べるもよし、お気に入りのお酒のあてにするもよし。この秋イチオシの一品です。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。