DIY・日曜大工/小物家具の作り方

木箱をDIYで作る!木箱・ウッドボックスの作り方

DIYの基本、木箱・ウッドボックスの作り方を解説します。木箱・ウッドボックスは、収納や飾り棚など、様々なDIYに活用できます。DIYや日曜大工の初心者におすすめ、寸法の出し方、展開図の描き方、材料の選び方から具体的な作り方を説明します。

番匠 智香子

執筆者:番匠 智香子

DIY・日曜大工ガイド

木箱の作り方はDIYの基本!

DIYの基本、木箱(ウッドボックス)の作り方をマスターしましょう

DIYの基本、木箱の作り方をマスターしましょう

DIYの基本である、木箱・ウッドボックスの作り方を解説します。木箱・ウッドボックスは、収納や飾り棚など、いろいろなもののDIYに活用できます。DIYや日曜大工の初心者にもわかりやすいように、寸法の出し方、展開図の描き方、材料の選び方から具体的な作り方まで、丁寧に説明します。

DIYでの木箱・ウッドボックス作りの基本を理解して、自分で好きなサイズ、便利なサイズに手作りしてみましょう。
 
<目次>
 

木箱・ウッドボックスの作り方(準備):寸法出しをする

DIYで木箱・ウッドボックスを作るときに大事なのが、寸法です。まず最初にどんなサイズで作りたいか考えてみましょう。

■置きたい場所を測る
収納スペースが限られているところに置く場合は、その箱が収まるサイズを測りましょう。箱の外側の寸法が決まります。

■収納したいものを測る
入れたいものがある場合はその物の大きさを測りましょう。例えば本や瓶や小物など入れたいものの高さを測ります。これで箱の内側の寸法が決まります。
 
上下、左右は同じ板の長さです

上下、左右は同じ板の長さです

外側と内側の寸法が決まれば、使う板の長さも出しやすくなります。 箱にはいろいろな組み方がありますが、今回は基本的な組み方をご紹介します。図のように上下の板(天板、底板)の2枚、横の板(側板)の2枚、と背板の計5枚の板を組み合わせる方法です。
 
 

木箱・ウッドボックスの作り方(準備):展開図を描く

箱を開いて上から見た図です

箱を開いて上から見た図です

サイズが決まったら、紙に箱の絵を描いて寸法を書き込んでみます。そして、展開図も書いてみましょう。寸法が間違っていると、思っていたものと違うものが出来たり、組み立てられないこともあります。ガッカリする前にしっかりと寸法は考えましょう。
 

木箱・ウッドボックスの作り方(準備):材料を選ぶ

上から1×4材、1×6材、1×8材

上から1×4材、1×6材、1×8材

寸法が決まったら使う材料を選びます。ホームセンターにはコンパネやベニヤ板など、DIY用のいろいろな材料が販売されています。組み立てる箱の大きさによって板の厚み、板の幅を選びましょう。幅の狭い板を何枚か使って大きな箱を組み立てる方法もありますが、最初は1枚の板を使った方がわかりやすいでしょう。

値段も手頃で扱いやすいのは1×材(ワンバイ材)や杉などの材料です。1×材(ワンバイ材)は板の厚みが19mm、幅は89mm(1×4)、140mm(1×6)、180mm(1×8)、230mm(1×10)、280mm(1×12)とあるので、ある程度の大きさの箱を作るときにはおすすめです。

ホームセンターではカットサービス(有料)があるので、材料が決まったらカットもお願いしましょう。真っすぐカットしてくれるので、組み立てがとっても楽になります(ガイド記事「ホームセンターのサービスを活用しよう」もご覧ください)。

それでは、次の項目から具体的な箱の作り方をご説明します!
 

木箱・ウッドボックスの作り方:手順

今回は内側の寸法が200mmの正方形の箱を作ります。
 
板の厚みを考えて寸法を出しましょう

板の厚みを考えて寸法を出しましょう

■材料(1×6材・ワンバイシックスを使用)
  • 横の板(側板)200mmを2枚
  • 天板と底板は板の厚み(19mm)2枚分を足し、寸法200mm+38mm=238mmを2枚
  • 背板は板の厚み(4mm)のシナベニヤ238mm×238mm
     
木口面は接着剤がつきづらいので2回塗りしましょう

すぐには乾かないので、丁寧に塗りましょう

【手順1】側板の天板と底板がつく面に木工用接着剤をつけます。木の繊維に対して直角に切った面を木口(こぐち)と呼びます。接着剤は全体的に均一に薄く塗ります。厚紙などヘラを使うと塗りやすいです。木口面は接着剤がつきづらいので2回塗りしましょう。
 
ガムテープは粘着が残るかこともあるのでマスキングや養生テープが使いやすいです

ずれないようにしっかりとテープでとめます

【手順2】組み立てやすいように箱の形を作ってからネジでとめていきます。まずテープでとめて仮留めをします。ガムテープは粘着が残るかこともあるのでマスキングや養生テープが使いやすいでしょう。
 
ネジの長さは板厚の2倍くらいを目安にしてください

ネジの長さは板厚の2倍くらいを目安にしてください

【手順3】天板からネジをとめます。両端から2cmくらい内側、木口からは板厚の半分くらい(今回は厚さ19mmなので10mmくらい)の位置にとめます。木口は割れやすいのでキリで下穴をあけてからネジをとめましょう。天板をとめたら、次は底板をとめていきます。

箱の幅がある場合は真ん中の位置にもネジをとめましょう。
 
板が薄いのでネジの入れ過ぎに気をつけます

板が薄いのでネジの入れ過ぎに気をつけます

【手順4】箱が出来たら、背板をとめます。ネジと板と板の継ぎ目にぶつからないようとめていきましょう。赤い点の位置を目安にとめていきます。最初の2本は対角線にとめると位置決めが簡単です。背板が浮いてしまう場合はネジの本数を増やしてあげましょう。
 
角をやすりがけ

角も少し丸く仕上げると触り心地がよくなります

【手順5】全体的にヤスリがけをして完成です。板の表面や角が鋭角、木のささくれなどがひどい場合は120番の粗いヤスリから、240番くらいの細めをかけて仕上げましょう。
 
箱は上に載せたり横に並べたりと使えるので、いくつか作って、その組み合わせを楽しむこともできますよ。またニスやステインで塗装すると、アンティーク風のインテリアに。DIYで、好みの雰囲気に仕上げてみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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