母乳育児・授乳/母乳育児の基礎知識

母乳育児のメリット

出産1週間前後は、免疫が沢山含まれている初乳がたくさんでます。赤ちゃんの顎の発達によい、親子のスキンシップになるといったメリットのほか、ママの産後の体調を元に戻しやすくする効果もあります。

浅井 貴子

執筆者:浅井 貴子

母乳育児ガイド

母乳は赤ちゃんにもママの体にも良い

    おっぱいを吸いながらおっぱいを触ったり、ママの様子をうかがったりする

    おっぱいを吸いながらおっぱいを触ったり、ママの様子をうかがったりする

  1. 赤ちゃんに必要な免疫が含まれている
    (特に生後すぐに出る初乳に多く含まれる)
  2. 赤ちゃんの胃腸に消化、吸収がよい
    (うんちの回数が多い)
  3. 赤ちゃんの顎の発達によい
  4. 経済的(1万円~1万5000円/月節約できる)
  5. 簡単(外出時や夜間の授乳が楽)
  6. 産後のママの身体の回復によい
    (子宮が元に戻りやすく、痩せやすくなる)
  7. ママのおっぱいと赤ちゃんのお口が接触することで、スキンシップが図れる

最初の1週間前後にでる「初乳」が一番大事

特に初乳の中に入っている免疫(免疫グロブリンA、ラクトフェリン)は新生児の喉や消化器系に免疫力や殺菌力を与えます。

出産後10日以内の半透明~黄色の色をしている乳汁の事を初乳と言います。なかなか上手に吸い付けない時期でもありますが、1滴でも出して赤ちゃんの口に入れてあげましょう。


 

 

ダイエット効果が期待できる

完全母乳だと700kcal/日のカロリーが消費されます。これはランニング2時間、水泳だと約1時間分の消費エネルギーに匹敵します。妊娠中に少し体重が増えてしまった人でも、おっぱいをあげる事により産後ダイエットの救世主になります。

また赤ちゃんがおっぱいを吸うと、「オキシトシン」という子宮の収縮を促進するホルモンが脳下垂体から出るので、産後の肥立ちもよくなります。


おっぱいならではのスキンシップが得られる

赤ちゃんはママのおっぱいを飲みながら、ママの様子を伺っていたり、表情を見ています。「コクコクコク……ママの顔を覗き込む……コクコクコク」のリズムがあり、独特のコミュニケーションが図れます。

また赤ちゃんのお口をおっぱいに含ませることにより、熱が上がるときにもわかりやすく、吸う強弱により体調の変化に気づくことができます。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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