第一の難関はパート決め
鼓笛隊、好きですか? 嫌いですか? |
それが最初の難関! 目立つ楽器をやりたい子、やらせたい親、そしてそれを決める先生の間ではちょっとしたトラブルが起きることもあります。
「大太鼓をやりたい!」と思っていた子があまり上手に太鼓をたたけなくて中太鼓や小太鼓になって、親子ともどもガッカリ……ということもあるでしょう。鉄琴や木琴など、ある程度の鍵盤の知識が必要な楽器には、ピアノやエレクトーンを習っている子が優先されて、習っていないのにやりたかった子は悲しむかもしれません。目立つ楽器の担当になれず、ピアニカや笛などになったと親が落ち込むこともあるでしょう。
誰がどのような楽器になるか、その選び方は、園によって、あるいは担任の先生によって違ってくるものです。幼児期の子どもにできることには、かなりの差があります。音楽を習っている子が習っていない子よりもできるのは当たり前。先生たちは、本来、そういった子どもたち1人ひとりの力を見極めた上で担当する楽器を決めているのだそうです。
鼓笛だけでなく、年間の行事をトータルに考えて、目立つ役があればバランスよく配置することもあるかもしれません。