敷地が広い郊外の園の場合、逆にその広さが不安の原因になる場合もあります。「いくら門をオートロックにしていても、園舎の裏にある園庭から誰かが入ってきたら防げない!」という意見です。そこで、最近では園庭全部に侵入を防ぐためのシステムを導入し、誰かがそのラインを越えたら警報がなる、といったシステムを取り入れているところもあります。公立の園でも、警備会社の防犯システムを取り入れているところも出てきているようです。
殺伐とした時代に求められること
地域で子どもたちの安全を見守りたい |
それに、地域の中で「誰かが見ている」状態にしておくことも大切です。それには、常に地域に対して開かれた園になっていることが求められます。「開かれる」ことが逆に安全につながるという矛盾。この大いなる矛盾を乗り越えて、子どもの安全が確保されていくのだろうと思います。