音楽は早い方がいい?
三大習い事のひとつである「音楽」も、3歳くらいから習わせた方がいいの?……と悩むものです。つい数ヶ月前のことですが、テレビの音楽番組で、高名なピアニストの方が「子どもは2歳までに音楽を始めなければダメ」と言っているのを見たことがあります。そのとき、ガイドの子どもはすでにいちばん下の子でも2歳半を過ぎていて「ああ、もうわが子は遅過ぎるのね……」とガックリした記憶があります。でも、よくよく考えてみれば、それはプロの音楽家にでもなるような場合のはず。プロになれるような特別の才能を持っている子で、周囲に音楽的な環境が整っていれば、きっと2歳の頃には遊びの一環として楽器に触れて、自然と音楽に親しんでいるものなのでしょう。そのときに事実、かつて取材をしたあるピアニストは、音楽一家に育ち、遊びの一つとしてピアノを始めたそう。園児の頃には歌の伴奏をしたり、すらすらピアノを弾いていたと話していましたので、やはり「環境」の問題なのだろうな、という気がします。楽器も何も家になく、親が音楽も聴かないのに、子どもに音楽を習わせようとしてもそれは無理というもの。年齢が早い、遅いよりも環境を整える方が先かもしれません。
働く親の習い事事情
幼稚園では、園の保育時間が終了した後に、そのまま園で習い事をさせてくれるようなところも増えてきています。確かに、どこかに連れて行く必要もなく、親にとっては便利なもの。実はガイドも幼稚園の時からピアノを習っていますが、最初は園の教室でした。通わせる予定の園に、習いごとのメニューがあるかどうかも、確認しておきたいですね。逆に、幼稚園ならそういった園での習い事がなくても、毎日の保育終了後、自由に時間を使って習い事のお教室に通えるでしょう。問題は、親が働いている場合です。保育園ママや、幼稚園でも働いているママにとっては、子どもの習い事は大問題! ガイド自身、かなり悩みましたし、下の子のお友だちのママなどからもよく尋ねられる問題です。うちの子の園のママたちに聞くと、習い事をさせている親のほとんどが、土日を習い事にあてているようでした。子どもの習い事の時間は、1回あたり1時間程度。「土曜はアサイチでスイミング」「日曜は午後からピアノ」……といった具合に、休日を利用したって十分にできるものなのです。「働いているから子どもに習い事をさせられない!」という悩みを持つ必要はありません。
ガイド自身も、細々と子どもの頃から習っているピアノを続けている経験から、「習い事」というのはうまく子どもが好きになれば、一生の楽しみを与えるものだと考えています。こんな楽しみをトータルにすればかなりのお金をかけて与えてくれた親に感謝!……と子どもが思うのはずっとずっと後かもしれませんが、それでも楽しいと思えるうちは、やってみて損はないと思いますよ!
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