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ママのためのコーチング(2ページ目)

「コーチング」と言うと、ビジネスの場で仕事の能力を引き出すものというイメージがあります。でも、その技術は育児の場でも、非常に有効なものなのです。子どものため、そしてママ自身のために。

執筆者:吉森 福子

山崎洋実さんは、3歳の男の子の育児の真っ最中の、現役保育園ママ。現在は、横浜市や東京都内を中心に育児中のママ向けのセミナーの企画・運営を行っています。
山崎洋実さん
山崎さんは、3歳の男の子を持つ保育園ママ。

「ママ向けのコーチング」という発想

独身時代は旅行代理店を経て、大手英会話学校で人材育成の仕事に携わっていた山崎さんは、結婚・夫の転勤を機に退職。その頃に「コーチング」と出会い、再就職の武器として本格的に勉強していた頃に、予定外に妊娠が判明しました。

子どもが小さいから働けない。そう思って、ずっとコーチングの勉強だけしていたんです。
でも、周りを見たら能力があるママたちが結構いて、「何かをやりたい。でも、その何かが分からない。」と思いながらイライラ育児をしている。では、そんな人たちにコーチングのスキルを伝えてあげたら役に立つのではないか。そう思って、活動を始めたんです。

育児中のママに伝えたいこと

育児サークルの仲間に手伝ってもらい、チラシ作りから始まった山崎さんの活動は、口コミでどんどん広がっていきました。その中で、コーチングの「スキル」だけを教えるのでは、なかなかママ自身が変わっていかないことに気づきます。そこで、「スキルのレクチャー」と「実際にコーチングを受ける体験(グループコーチング)」を合体させることを思いつきます。この「体験すること」こそがコーチングの重要なところだと、山崎さんは言います。

ママは自分のことが後回しで、『私』を見失いがち。どうしても自己肯定感が低くなってしまいます。そこで、ママたちには、グループコーチングを通して『○○ちゃんのお母さん』ではなく『私』を掘り下げてもらいます。自分を認めて好きになることで、初めて子どもを受止めることが出来るようになるのです。

今の時代は、育児書とかネットとか育児に関する知識・情報はたくさんありますよね。
でも、「それは分かっているんです。でも、具体的にどうすればいいんですか?」というのが、多くのママたちの気持ちなのではないでしょうか?
「知っている」から「やっている」、そして「普段からできている」に定着させていくために、コーチングという具体的な「場」が重要なんです。

「人が好き!」を原動力に

人と人とのつながりを大切にしている山崎さん。活動を始めてから現在に至るまでは、「周りの人たちがどんどんつないでくれて、ここまで連れてきてくれた」とのこと。人をひきつけるそのパワーは一体どこから?

人が好き!なんです。コーチングを通して関わっていくと、本当にどんどん変わっていくので面白いんです。
もちろん私は「ヒント」と継続的な「場」を与えるだけなんですけど、そこから皆さん自分でキャッチして、ひとりでに変わっていく。
人が変化していく瞬間に立ち会えるというのは、ものすごく幸せですね。


子ども、夫、ママ友だち、夫の両親、職場の人間関係・・・そして、自分。コミュニケーションの悩みに直面する機会の多い幼稚園・保育園ママにとって、コーチングはとても役立ちそう。
首都圏近郊の方は山崎さん主宰のセミナーの日程をチェックしたり、また幼稚園・保育園での講演会などに取り入れてみてはいかがでしょうか?
また、山崎さんのメールマガジン「あなたも素敵なママコーチ」もおすすめです!



■参考サイト■
Fine Coaching ファイン・コーチング

■関連リンク■
コーチング一般については、こちら → 【コーチング・マネージメント】
コーチングで独立して働く → コーチングを学んで、独立開業!【フリーランス】
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