お話作り遊びで子供の国語力をアップ
お話作りで子供の国語力を上げる
国語力をアップするには、本を読んだり作文を書いたりするのが効果的だと言われていますが、お話作りも文法力、語彙力、表現力などを伸ばすのに効果的です。お話作りをすることによって、本を読むときに、面白い表現や新しい言葉に今まで以上に興味を持つようになります。それが国語力アップにつながっていくのです。
国語は全ての教科の基礎となります。近年、国語力が低下していると言われていますので、幼児期から国語に触れる機会をできるだけ多く作りましょう。
相づちを打って、話しやすい雰囲気を作る
お話作りは、過去に大学入試でも出題されています。それは、1枚の写真を見せ、それについて、原稿用紙2枚ほどの文章を書かせるというようなものです。
また、小学校入試にもよく出題されますので、お話作りキットというものも販売されていますが、身近なもので楽しめるお話作りをご紹介します。
お話作りというのは、絵を見ながら子どもが自由にお話を作る遊びです。親が相づちを打ったり、子どものことばを繰り返したりしながら聞くと、子どもが話しやすくなります。また、子どもがつまった時などは、親から「どうして、泣いているのかな?」などと、話を引き出してあげましょう。
身近なものを使ったお話作りの遊び方 色々
絵の面だけを使います。1枚ずつめくる紙芝居の絵に合わせて、子どもがお話を作ります。親子で交代交代にお話を作っても楽しいです。絵の順番は、本来の紙芝居と違っても、もちろんかまいません。
■ かるたを使ってお話作り
絵札の絵の面を裏返しにして並べ、子どもは3枚~5枚、無作為に札を選びます。そして、その絵を順番に並べ、絵に合わせてお話を作ります。それが難しいようであれば、絵の面を表にし好きな絵を選んでお話を作るのもいいでしょう。
■英語の絵本を使ってお話作り
英語で書かれた絵本の英語を無視して、お話を作ります。
■ポストカードを使ってお話作り
かるたの時と同様、3~5枚のポストカードに描かれた絵を順に並べ、絵を見ながら、お話を作ります。
■お絵かき帳を使ってお話作り
子どもがお絵かき帳に描いた絵を見ながら、お話を作ります。子どもは絵を描いた時のことを思い出しながら話すこともあるでしょうし、さらに、ストーリーを広げて話してくれることもあるでしょう。
お話作り遊びが終わったら
子どものお話が終わったら、「○○が△△したところが面白かったね」や「どうして、○○は△△をしたんだろう」など、必ず具体的な感想を言ってあげてください。親が、お話を一生懸命に聞いてくれていたことを知り、子どもは、またお話作り遊びをしたくなります。
たとえ、話のつじつまが合わないなど、おかしな部分があっても、注意などはしないほうがいいでしょう。細かい部分を注意しすぎると、子どもはお話作りができなくなってしまう場合があります。
そして、文字が書ける子どもは、お話をノートに書きとめておきましょう。また、まだ文字の書けない子どもの場合は、親が代わって書きとめておくと、成長の記録にもなり、子どもの貴重な作品となるでしょう。
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