記憶力・思考力を鍛える言葉遊びとは?
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び
親子のお出かけは、貴重な時間です。楽しい会話も大切ですが、今回は、親子で楽しく遊びながら、記憶力や思考力がアップする「言葉遊び」をご紹介します。道具が要らないので、電車や車でお出かけの時や、登園時などで、楽しめます。
<目次>
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び1:逆さ言葉遊び
文字通り、最初に言った単語を逆さまにして言う遊びです。例えば、子どもが、「りんご」と言うと、
お母さんは「ごんり」と答えます。
お母さんが、「76395」と言うと、
子どもは「59367」と答えます。
このように、最初に言った言葉を逆さ言葉にしたり、数字を逆に言って遊びます。この逆さ言葉遊びは、記憶力を鍛えるのに効果的です。
いつも、お話していますが、親が一方的に問題を言って、子どもが答えるという形ではなく、子どもの言葉にも親が答えるという相互的な形にすると、子どもはいっそう楽しくなります。答えがあっているかどうかを確かめるのも記憶力の訓練になります。
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び2:仲間集め
あるテーマを出し、その条件に合った言葉を順番に答えます。例えば、
親「最初に『あ』のつく言葉!」
子「あんぱん」
親「あさがお」……
と、いった具合に、順番に答え、言えなくなったら負けです。
他にも、次のような仲間集めがありますね。
子「赤いもの!」
親「ポスト」
子「トマト」……
親「最後に『か』の付くもの!」
子「すいか」
親「アメリカ」……
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び3:YES/NOクイズ
問題を出す人は、心の中で答えを考えます。答えを当てる人は、色々質問し、分かったところで、答えを言います。答えを考えた人は、YES/NOでしか、答えられません。例えば
親「はい。考えたよ。」(心の中で答えは、バナナと決めます)
子「それは、動物ですか?」
親「NO」
子「それは、食べ物ですか?」
親「YES」
子「それは、野菜ですか?」
親「NO]
と、いう具合に、YES/NOで答えられる質問をして、答えを当てるゲームです。
我が家では、このゲームは、「人物」に限ってよくやりました。人物に限っても、身近な人から、歴史上の人物、芸能人、アニメのキャラクターなどバラエティに富んでいて、とても楽しかったです。
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び4:以心伝心ゲーム
問題を出す人は、心の中で答えを考えます。そして、条件を出し、2人同時に答えを言い合い、答えが違ったら出題者の勝ち。答えが同じであれば回答者の勝ちです。例えば、
親は答えを考えます。考え付いたら、次のように言います。
親「『か』からはじまる鳥の名前で3文字!」
子どもは、答えを考えます。答えが決まったら、
子「決まった。せーの。」
親「からす!」子「かもめ!」(同時に言います)・・この場合、親の勝ちです。
親「からす!」子「からす!」・・この場合、子どもの勝ちです。
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び5:3ヒント日本昔話当て
3つのヒントで、どの昔話かを当てるゲームです。例えば
親「もも・いぬ・おに」
子「桃太郎!」
といった具合ですが、ここで、桃太郎のお話を子どもにさせてみるのもいいでしょう。昔話は、分かっているつもりでも、いざ、話をするとなると難しいものです。
記憶力・思考力を鍛える言葉遊び6:条件付きしりとり
食べ物だけや動物だけなど条件を決めてしりとりをします。その条件も、親子で交互に考えましょうね。子どもは、このような遊びが大好きです。そして、お父さん、お母さんが遊んでくれることは、何よりの喜びです。これもいつもお話していることですが、こうして、子どもと遊べる期間は限られています。親子の時間を大切にしてくださいね。
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