子ども達に大人気、サマーキャンプ
バンクーバーの子ども達に最も人気なのが、サマーキャンプ。バンクーバーの子ども達は一夏に平均3~5個のサマーキャンププログラムに参加するのが一般的です。
■ サマーキャンプって何だろう?
キャンプというと言葉からは山小屋とかテントなどを想像してしまいますよね。でも、ここで言うサマーキャンプとは、子ども達が夏の間に参加する短期の習い事を指します。
北米ではサマーキャンプは家庭教育の一部となっています。カナダの子ども達は夏休みの宿題がありません。ですから、思う存分好きなことにチャレンジできるのです。キャンプに通うメリットは、新しいお友達作り。普段できないことへの挑戦。また9月から始まる学校(幼稚園)生活への準備としても活用されています。
■ サマーキャンプの種類
キャンプには、日中の数時間を過ごすディ・キャンプ(Day Camp)と、泊りがけのレジデンス・キャンプ(Resident Camp)の2種類あります。多くの子供たちが参加するキャンプは前者のデイキャンプの方で、毎日通う日帰りのものです。地域毎にいろいろな種類のバラエティに富んだキャンプが開催され、子供たちは自分の好きなキャンプに参加します。
コミュニティセンターが主催するキャンプは価格もリーズナブルで、バンクーバーの住民以外でもWELCOME。水族館や博物館でも独自のキャンプを提供しています。民間の団体が主催するキャンプもありますが、こちらはコミュニティセンターに比べると参加費が高く設定されています。
■ どんなプログラムがあるの?
コミュニティセンターの提供するプログラムだけでも、実に様々な種類のキャンプがあります。その多くは5日間完結のもので、アート、音楽、算数、国語、自然探求、クッキング、自転車、スポーツなどなど、どれを選ぶか迷ってしまいます。
女の子に人気があるのはダンスのプログラム。バレエ、ジャズ、タップダンス、ヒップホップ、フラメンコにハイランド。ダンスだけでもこんなにバラエティに富んでいるんですよ。
バンクーバーは移民の街なので、語学のキャンプも多岐にわたります。フランス語、スペイン語、中国語そして日本語のクラスもあります。5歳以下を対象にした日本語のクラスをのぞいてみましたが、参加者の7割は日本人の子ども、もしくはお父さんかお母さんが日本人という家庭でした。
ちょうど七夕の季節だったので、笹の葉にお飾りをしていました。男の子にも女の子にも人気なのは、バイクキャンプ(自転車)。5日間の集中講座でほとんどの子ども達が補助輪無しで自転車に乗れるようになるそうです。