早期教育・幼児教育/早期教育・幼児教育関連情報

シリーズ=先生訪問!=vol.4 リトミックで手話ソング(3ページ目)

横浜のリトミックの教室で手話ソングも取り入れていらっしゃる教室がありました。なんだかとっても興味深いですね。早速、リトミックと手話ソングについていろいろとお話を伺ってみましょう。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

【絵本の読み聞かせ】

リトミックのカリキュラムの導入として行っています。例えば、読み聞かせ後、絵本のストーリーをテーマに登場人物になりきったり、ある一場面を再現・追体験する形でリトミックに結びつけ、音楽遊びを行っています。そうすることでリズム遊び、即時反応、表現活動といった一般的なリトミックの音楽活動をより楽しく行うことができます。

【即時反応】

ピアノの即興演奏のリズムに合わせてからだを動かします。音楽の変化を聴き取り、即時的に反応しながら身体表現をします。合図の即時音もピアノ以外の楽器を用いて楽しく行っています。

【手合わせ】(3~4歳児クラス)

2拍子、3拍子、4拍子の3パターンのリズム遊びです。子どもと親やお友達、講師が1対1で向かい合って座ります。例えば、・・・「二文字の『色』は何があるかな?」と子ども達に質問し、考えさせます。

ある子どもが「しろ」と言うと、2拍子のリズムで「しーろしーろ」と歌います。お互いの両手は「し」で自分の手をたたき、「ろ」で相手の手と合わせます。3拍子、4拍子の場合も同様です。

【造形】

フエルト布で美味しいサンドイッチを作りましょう

いろんな色のフエルト布の中から、1人1枚選ばせます。サンドイッチの中に何を入れるか、子どもと親で相談してもらい、中身が決まったら、三角・四角・くるくるロールの中から形を決め、ピアノの曲に合わせて歌いながら作ります。


♪~サンサンサンドイッチ作りましょう。サンサンサンドイッチ美味しいな。みんなで仲良くムシャムシャムシャ。~ 

三角の形を作る場合、正方形のフエルト布を1回折って三角にし、更にもう1回折って小さい三角にします。

歌い終わると「お食事前のご挨拶は何だっけ?」と講師が訪ねます。子ども達は「いただきます!」と答えます。そこでみんな一緒に手を合わせて「いただきます!」と言い、ムシャムシャ食べる真似をします。そして1人1人に「◯◯ちゃん(くん)今日のサンドイッチの中には何を入れたのかな?」と講師が質問すると、子ども達はそれぞれ答えます。

これは直接リトミックに関係のないように思えますが、色の把握・選択、親とのコミュニケーション、食べ物の把握、歌、食事時の挨拶、皆の前で発表する責任感などが養われます。

次のページはいよいよ手話ソングのお話です。
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