▼ 先取り学習はしない ▼
「この時期に、勉強をさせすぎたり、また、先取り学習をさせたりは、しないでください。成功例もありますが、失敗例が多く、弊害となる場合が多いからです。
その弊害には、精神年齢とのバランスが崩れてしまうこと、新しく学習することへの新鮮味が無くなってしまうこと、そして、形だけで覚えてしまい、考える勉強ができなくなってしまうことなどが挙げられます。
むしろ、入学後も低学年の間は、小学校受験用のテキストを続けることのほうが、価値があるかもしれません。
また、机に向かう勉強だけでなく、旅行など様々な体験を通して、親子のふれあいの中から、多くのことを学んでいって欲しいと思います。」
確かに、小学校受験用のテキストには、推理力、思考力、数、図形の問題など考える問題が豊富です。こういった問題は、受験する幼稚園児もクイズ感覚で、楽しく勉強していますので、受験しないお子さんも、ぜひ、試してみてください。もちろん、子どもの様子を見ながら、幼児期から勉強嫌いにならないように、押し付けたりしないで、楽しく、勉強してみてください。
「小学校受験のための本」【 amazon 】
いかがでしたでしょうか。
最初にも、述べましたように、今回の記事は、中学受験入門講座での講演や資料をもとにしたものですが、その中から受験するしないに関わらず、皆さまに聞いていただき、実践していただきたい内容をご紹介しました。
幼児期、低学年の間は、勉強と日常生活を切り離して考えずに、普段の生活の中での出来事を自然な形で、知識として身についていくことができます。毎日の生活が、ただ単に終わってしまうだけか、意味あるものとして子どもの中に残っていくかは、親の関わり方次第で大きな違いができてきます。
余裕を持って、親子で楽しく学べるという貴重な時期は、もう、二度とやってきません。この時期の毎日の生活を大切に過ごしたいものです。
【関連サイト】
「日能研」
「質問期のなぜ?が子どもを伸ばす」
1ページ : 国語・算数の学習法
2ページ : 社会・理科の学習法
3ページ : 親の役割り
4ページ : きちんとした会話をする
5ページ : 子どもに押し付けない
■ 記事を読んでくださって、ありがとうございました ■
☆ 「幼児教育」メールマガジンの購読登録は、メールアドレスをご記入のうえ、
購読ボタンを押してくださいね ☆
毎週水曜日に楽しいお役立ち情報をお届けします!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。