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学ぶ材料は日常生活の中にあふれています 幼児・低学年の学習法(6ページ目)

日能研が開いた「初めての中学受験入門講座」で、低学年向けの学習法の話がありました。幼児期から始めていただきたい内容や、中学受験を考えていない方にも実践していただきたい内容をご紹介。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

 先取り学習はしない 


「この時期に、勉強をさせすぎたり、また、先取り学習をさせたりは、しないでください。成功例もありますが、失敗例が多く、弊害となる場合が多いからです。

その弊害には、精神年齢とのバランスが崩れてしまうこと、新しく学習することへの新鮮味が無くなってしまうこと、そして、形だけで覚えてしまい、考える勉強ができなくなってしまうことなどが挙げられます。

むしろ、入学後も低学年の間は、小学校受験用のテキストを続けることのほうが、価値があるかもしれません。

また、机に向かう勉強だけでなく、旅行など様々な体験を通して、親子のふれあいの中から、多くのことを学んでいって欲しいと思います。」





確かに、小学校受験用のテキストには、推理力、思考力、数、図形の問題など考える問題が豊富です。こういった問題は、受験する幼稚園児もクイズ感覚で、楽しく勉強していますので、受験しないお子さんも、ぜひ、試してみてください。もちろん、子どもの様子を見ながら、幼児期から勉強嫌いにならないように、押し付けたりしないで、楽しく、勉強してみてください。

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いかがでしたでしょうか。

最初にも、述べましたように、今回の記事は、中学受験入門講座での講演や資料をもとにしたものですが、その中から受験するしないに関わらず、皆さまに聞いていただき、実践していただきたい内容をご紹介しました。

幼児期、低学年の間は、勉強と日常生活を切り離して考えずに、普段の生活の中での出来事を自然な形で、知識として身についていくことができます。毎日の生活が、ただ単に終わってしまうだけか、意味あるものとして子どもの中に残っていくかは、親の関わり方次第で大きな違いができてきます。

余裕を持って、親子で楽しく学べるという貴重な時期は、もう、二度とやってきません。この時期の毎日の生活を大切に過ごしたいものです。


【関連サイト】

「日能研」

「質問期のなぜ?が子どもを伸ばす」



1ページ :
国語・算数の学習法

2ページ :
社会・理科の学習法

3ページ :
親の役割り

4ページ :
きちんとした会話をする

5ページ :
子どもに押し付けない





記事を読んでくださって、ありがとうございました

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