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なぜ?どうして?がエジソンを発明王にした(2ページ目)

「なぜ?」を連発する2歳から5、6歳の時期を、心理学では「質問期」とよび、知的好奇心が最も伸びる時期だといわれています。子どもの質問に上手に答えるにはどうすればいいのでしょうか。

上野 緑子

執筆者:上野 緑子

幼児教育ガイド

■■ その場ですぐに答える ■■ 

子どもが質問したら、できるだけ、その場ですぐに答えることが大切です。時間や日にちが経つと、幼い子どもは質問した内容を忘れてしまうこともあるでしょう。疑問を投げかけた時が、疑問にまつわる興味が大きく膨らんでいる時なので、答えに対する吸収力もよく、学習意欲も向上するでしょう。幼児期の教育は、特にタイミングが大切です。

■■ 誠意を持って、丁寧に答える ■■

子どもは、大人からみると分かりきったこと、つまらないと思うことを何度も質問するときがあります。「そんなこと、・・・・・・に決まっているでしょ。」「それは、あたりまえじゃない。」「おかあさんは、忙しいの。あっちに行ってて。」などと答えるのは、厳禁です。

上で述べました通り、その場ですぐに答えるのが理想ですが、それが無理な場合には、答えるのが、後になってもかまわないのです。その時は、次のように、きちんと、誠意を見せることが大切です。「おかあさんは、今、忙しいから、このお仕事が終わったら、教えてあげるね。」と。

しかし、おかあさんが、「あとでね。」と言った場合、質問を受けたことをすっかり忘れてしまうおかあさんもいらっしゃるでしょうし、子ども自身も忘れてしまう場合があるでしょう。また、いつ教えてくれるのかと、ずっと楽しみに待っている子どももいれば、何度も催促する子どももいるでしょう。

そんな子どもが、ずっと相手にしてもらえない状態が続くと、親に対して不信感を持つ場合もありますので、子どもの信頼を裏切ることのないように気をつけてください。

■■ 子どもの質問を笑わない ■■
 
子どもの質問は、あまりにも突拍子だったりして、つい、笑ってしまいたくなることもあるでしょうが、笑ってはいけません。子どもは、大人が思っている以上にナイーブです。一度笑われてしまうと、また、笑われてしまうのではないかという恐怖心から質問できなくなってしまう場合もあります。

また、子どもの質問は、質問自体、うまく説明できなくて、何を言っているのか分かりにくい時もあります。そんな場合も、面倒がらずに、ゆっくりと、やさしい気持ちで、子どもの気持ちを聞き出してください。
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