一筆箋の上手な使い方

一筆箋の利点を上手に使って、贈り物の添え状などに活用しましょう 

一筆箋の利点を上手に使って、贈り物の添え状などに活用しましょう

封書の手紙やはがきと違って、気軽に書き始めることができるというのが一筆箋の一番の特色です。用件のみでおさめることもできますから、ある程度親しい間柄でやりとりするもので、改まった儀礼的な手紙には向きません。しかし、目上の人宛であっても、デザインや色柄などを選べば、贈り物の添え状としては大いに活用できます。

旅行先からお土産を送る、郷里の産物を送る、旅行や会合での写真を送る、借りた品を返却するなど、物を送る機会というのは案外多いものです。品物といっしょにほんの一言でも手書きの言葉があるというのは、また嬉しさも増すものです。文具売り場には、さまざまな一筆箋が並んでいます。キャラクターものなどは、友人やお子さんへのプレゼントに添えて、落ち着いた色柄のものは季節の贈り物の添え状としてという具合に、送る相手や用途に合わせてデザインや色柄もふさわしいものを選びましょう。


文例1: 友人へ 借りたDVDを返却する

    ○○のDVDをありがとうございました。
   いつでも…というお言葉に甘えて、つい遅くなってしまいごめんなさいね。
以前から見たがっていたものでしたので、子どもたちも大喜びでテレビの前に
   釘付けでした。(親の私たちもいっしょに楽しむことができました)
      ほんとうにありがとうございました。
      近所のお菓子屋さんの新作だそうです、少しばかりですが、
      美月ちゃんと召し上がってくださいね。
      またお時間がありましたらお茶でも…。        裕子


文例2: 恩師へ 郷里の野菜を送る

   先日の○○会の折には、お目にかかることができまして嬉しゅうございました。
   少しばかり休みがとれましたので、子どもの休みに合わせて郷里の山形に
帰省しております。今年のナスは皮もやわらかく出来がいいようです。
   からし漬けと家で採れました夏野菜をお送り申し上げます。
   お口に合いましたら、よろしいのですが…。
   これから夏本番、暑さ日増しに加わります折から、
どうぞご自愛くださいませ。           熊谷 光子 

一筆箋で使う文例のポイント・注意点

贈り物の添え状以外にも、品物を届けに行った際に相手が留守であった場合など、ちょっとしたメモや付箋の代わりとしても役立ちます。一筆箋の利点を生かして上手に使い分けましょう。  また、一筆箋という名の通り簡略な性質のものですから、あまり長いのも考えものです。カード式のものは、特に1枚の方が見た目もスマートです。罫線入りなどの便箋式のものであっても、枚数は長くても2~3枚におさめるようにしましょう。

形式を気にせずに書くことのできる一筆箋ですが、相手がわかりやすく読みやすいものをという点では、はがきや封書の手紙と同じです。用件をひとつにしぼり、話題が変わるところでは改行するなど、基本的なマナーや気くばりも大切にしましょう。

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