メキシコの甘~い飲み物、チョコラテ
紀元前2000年よりカカオが栽培されていたメキシコは、チョコレート発祥の地。先住民の皇帝や貴族たちにより、チョコラテ(チョコレート)のドリンクが飲まれていました。当時は金よりも貴重だと言われていたのです。スペイン人侵略後、そのチョコラテがヨーロッパに渡り、ミルクと砂糖を加えて、現在のチョコレートの原型が生まれたとされています。メキシコのチョコラテは、なめらかさはあまりないですが、カカオ本来の味が生きた素朴なもの。香り付けにシナモンが入っているものも多いです。固形になっているチョコラテを水または牛乳の入った鍋に入れ、火にかけて溶かしていきます。伝統的な作り方では独特な木の泡立て棒を使って、たくさんの泡で仕上げます。熱々のチョコラテに菓子パンやチュロスなどをひたしながら、一緒にいただくのが定番です。
カフェやレストランでも扱っているところが多いので、メキシコで本場のチョコラーテを味わってみてください。お土産には、メキシコ一般家庭で飲まれている固形のものが持ち運びやすくて、おすすめ。スーパーや食料品店で気軽に買えます。チョコラテが名物のオアハカでは町なかの市場でも、たくさん売られています。マヨルドモやソレダーというメーカーのものがお土産として人気があります。
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