カナダ/ケベック

世界遺産ケベックシティへのアクセス

世界遺産にも指定されている北米唯一の城砦都市ケベックシティへは、カナダ国内の乗り継ぎだけではなく、アメリカでの乗り継ぎでもアクセス可能。そのほか陸路でのアクセスなど、様々なアクセス方法をご紹介します!

執筆者:下村 猛

ケベックシティへのアクセス

ケベックシティへはエアカナダのトロント直行便利用が最も便利。 (C) TER

ケベックシティへはエアカナダのトロント直行便利用が最も便利。 (C) TER

ケベックシティはケベック州の州都。なので、国際空港があって、さぞかし大きな空港と思われるかもしれませんが、割とこじんまりとした空港です。

空港から最大の観光スポットである旧市街までが、約20km。空港からは市バスが発着していますが、旧市街まで直通ではなく、使い勝手が悪いため、ここはタクシー利用がおススメ。所要時間は約30分。料金は34.25カナダドルの固定料金(チップ別。2014年12月現在)です。

日本からの直行便もなく、国内線の発着もそれほど多くない空港ですが、カナダ国内、アメリカ国内の乗り継ぎで、日本から同日到着が可能。便には比較的選択の余地があります。主な乗り継ぎパターンは以下の通り。

■トロント乗り継ぎ
成田または羽田からエアカナダトロント行き直行便を利用。トロントでケベックシティ行きに乗り継ぎば、同日到着が可能です。成田や羽田からはバンクーバー行きの直行便もありますが、バンクーバー乗り継ぎでは、同日中のケベックシティ入りはできないケースもあります。

■アメリカ国内乗り継ぎ

デルタ航空利用のデトロイト乗り継ぎ、コンチネンタル航空のニューアーク乗り継ぎ、ユナイテッド航空のワシントン乗り継ぎなどのパターンがあります。アメリカの入国手続きなどの煩雑さはありますが、いずれも一都市経由で、同日到着が可能です。

モントリオール経由で陸路移動

観光のピークシーズンだとケベックシティへのフライトが確保できないケースも考えられます。そんなときにおススメなのがモントリオール経由。モントリオールはケベック州最大にして、カナダでも人口が2番目に多い大都市。フライトも多く、カナダ国内線、アメリカ経由ともに、かなり選択の幅が広がります。

モントリオールからはバスまたは列車の移動。どちらも一旦空港からダウンタウンへ移動しなくてはいけませんが、ケベックシティ到着の際の駅・バスターミナルは旧市街のすぐそば。車でわずか5分の距離なので、大変便利です。

モントリオールからの列車、バスの詳細は以下の通り。

■VIA鉄道
ケベックの美しい景色を眺められるのも列車の旅ならでは! (C) VIA Rail

ケベックの美しい景色を眺められるのも列車の旅ならでは! (C) VIA Rail

コリドー号と呼ばれる近距離特急がモントリオール~ケベックシティ間で1日に3~4本運行されています。所要時間は約3時間。ケベックシティ駅は旧市街からタクシーで約10分と大変便利。ファーストクラスでは、乗車中の食事、駅での専用ラウンジ使用、優先乗車など、ワンランク上の旅が楽しめます。

コリドー号の詳細はこちら>>>東部カナダの都市を結ぶ、VIA鉄道コリドー号

■長距離バス
オルレアンエクスプレスというバス会社が朝6時から深夜24時まで、ほぼ1時間おきにケベックシティ行きのバスを運行しています。料金は48カナダドル(税別)で、所要時間は3~4時間。ケベックシティのバスターミナルはVIA鉄道と同じ場所で便利!

というわけで、列車やバスを利用する場合、日本からモントリオールを経由して同日でケベックシティに行くのはあまり現実的ではありませんが、モントリオールも「北米のパリ」の異名を持つほど魅力的な町なので、組み合わせて回るのもおススメですよ!

モントリオールの詳細はこちら>>>モントリオール

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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