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長崎の教会めぐり! 世界遺産の教会から美しい教会まで

長崎は日本初のキリシタン大名が誕生するなど、キリスト教に縁の深い土地。戦国時代からのキリシタン禁教令などの苦難を乗り越えて数多くの教会があり、日々たくさんの方の信仰を集めています。歴史的背景や建物の美しさから注目され、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」にも登録されたものがある長崎の代表的な教会をピックアップしてめぐってみましょう。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

長崎観光で訪れたい。歴史を重ねてきた美しい教会めぐり

上五島/頭ヶ島天主堂(1)

世界遺産に登録された集落の中に立つ上五島/頭ヶ島天主堂(2021年7月撮影)

宣教師フランシスコ・ザビエルが日本に伝えたキリスト教は、数多くの地域で広まりました。

その中の一つ、長崎は日本で初めてのキリシタン大名、大村住忠が誕生するなどキリスト教にゆかりの深い地です。戦国時代からのキリシタン禁教令などの苦難を乗り越えて数多くの教会があり、日々たくさんの方の信仰を集めています。

今回は歴史的背景や建物の美しさから注目され、世界遺産に登録されたものや長崎の代表的な教会をピックアップしてめぐってみましょう。

<目次>
 

日本唯一の国宝指定の教会、大浦天主堂 日本最古の現存教会建築

大浦天主堂(1)

夕陽を浴びる大浦天主堂。日本唯一の国宝指定の教会でもあります(2010年6月撮影)

長崎の教会めぐり、最初は大浦天主堂Googleマップ)です。

長崎市内の観光名所としても知られる大浦天主堂は、江戸時代末期に造られた教会。正式名称は「日本二十六聖殉教者天主堂」であり、戦国時代に豊臣秀吉が発布したキリシタン禁教令により長崎で処刑された26人の殉教者に捧げられるために造られたものです。

国内に現存する教会建築の中では最も古く、教会建築としては唯一国宝の指定を受けています。
 
大浦天主堂(2)/日本之聖母像

大浦天主堂の入口にある日本之聖母像。美しい白亜のマリア像です(2010年6月撮影)

大浦天主堂が完成した当時はまだキリシタン禁教令が有効な時代でした。そんな中で、キリシタン禁教令による迫害を回避しつつ信仰をつないでいた隠れキリシタンの一部の人々が、完成して間もない大浦天主堂を訪れて、神父に信者であることを告白しました。

このことは「信徒発見」としてキリスト教の歴史に刻まれ、フランスから記念として白亜のマリア像が贈られました。現在は天主堂の入口で教会を訪れる人々を優しく見守っています。

この史実から、キリシタン禁教の終わりを示す重要な施設として、2018年に登録された世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を構成する資産の一つとされました。
 

原爆禍を乗り越えた浦上天主堂 美しいステンドグラスも

浦上天主堂(1)

レンガ造りの双塔が印象に残る浦上天主堂。原爆禍を乗り越えて再建されました(2010年6月撮影)

長崎の教会めぐり、続いては浦上天主堂Googleマップ)です。

長崎港の北側に位置する浦上(うらかみ)は、長崎でも早くからキリスト教が根付いた土地。1873年(明治6年)にキリシタン禁教令が解除された後、しばらくしてから小聖堂が建てられ、その後19年の歳月をかけて1914年(大正3年)に大聖堂が完成しました。
 
浦上天主堂(2)/正面に埋め込まれたキリスト石像と聖マリア像、聖ヨハネ像

浦上天主堂の正面に埋め込まれたキリスト石像と聖マリア像、聖ヨハネ像(2010年6月撮影)

しかし1945年(昭和20年)の原爆禍により、爆心地のすぐ近くにあった大聖堂は一瞬にして瓦礫と化します。しばらくの間は瓦礫のまま残されていましたが、復興を期す信者らの活動により1959年(昭和34年)元の場所に再興したのが現在の浦上天主堂になります。

浦上天主堂の正面入口を見上げるとキリスト石像と聖マリア像、聖ヨハネ像が埋め込まれていることに気づきます。この聖マリア像と聖ヨハネ像は、原爆禍を免れた旧天主堂のものを埋め込んであるとのこと。歴史の重みを改めて感じますね。
 
原爆落下中心地に移築された旧浦上天主堂の遺壁

原爆落下中心地に移築された旧浦上天主堂の遺壁(2010年6月撮影)

教会の内外を彩る美しいステンドグラスも必見。各天主堂の物語が刻まれています。

なお原爆禍で瓦礫と化した旧天主堂で、壊れずに残っていた遺壁の一部は、浦上天主堂から500メートルほど離れた所にある原爆落下中心地(Googleマップ)に移築されて残っています。

浦上天主堂を訪れた時は、忘れずに立ち寄りたい所です。
 

長崎湾を望む白亜の教会、神ノ島教会

神ノ島教会(1)

長崎湾を望む白亜の教会、神ノ島教会(2014年2月撮影)

長崎港を出航する船は、稲佐山と風頭山、鍋冠山に挟まれた狭い水路を通り、女神大橋をくぐって長崎湾へ出ていきます。その長崎湾に出るあたりで少し高台にある白亜の教会が望めます。その教会が神ノ島教会Googleマップ)です。
 
神ノ島教会(2)

長崎市内では2番目に古い教会、神ノ島教会(2007年9月撮影)

この教会は大浦天主堂に次いで、長崎市内で2番目に古い教会。長崎湾を背景にした教会の建物も絵になりますね。

教会の近くの岬にはマリア像「岬の聖母」があり、目の前の長崎湾を行き交う船の航行の安全を日々祈っています。
 

海を望む高台に建つ出津教会堂

出津教会堂(1)

外海の出津集落にある出津教会堂(2021年7月撮影)

長崎市内中心部から、五島灘(角力灘(すもうなだ))沿いに西彼杵(にしそのぎ)半島を北上した先にある外海(そとめ)地区。ここも長崎市内で、江戸時代には多くの潜伏キリシタンが暮らした場所の一つでした。

明治初期、外海に赴任したフランス人のド・ロ神父は、信者と共に出津(しつ)教会堂Googleマップ)を建造しました。ド・ロ神父は集落の人々の暮らしを少しでも良くしようと、慈善事業や社会福祉にまい進されたとのこと。
 
出津教会堂(2)

集落の高台に建つ出津教会堂(2021年7月撮影)

教会は集落が見渡せる高台に立ち、海からの強風に耐えられるように屋根が低く造られているのが特徴。

キリシタンの潜伏が終わったことを象徴する場所として、出津集落は世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産となりました。出津教会堂は集落のシンボルとなっています。

※出津教会堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。
 

瓦屋根に石積みの壁で造られた大野教会堂

大野教会堂(1)

瓦屋根と石積みの壁で造られた大野教会堂(2021年7月撮影)

出津集落から西彼杵半島を北上した所にある大野集落。ここも出津集落と同様に潜伏キリシタンが多く暮らしていました。
 
大野教会堂(2)

大野教会堂の瓦屋根にある十字架(2021年7月撮影)

ド・ロ神父は、出津教会堂に通っていた大野集落の信者のために大野教会堂Googleマップ)を建造しました。瓦屋根に石積みの壁をモルタルで固めた建物は民家と見間違うかのようですが、尾根にある十字架が教会であることを示します。

大野集落も出津集落と同じくキリシタンの潜伏が終わることを象徴する場所として、集落全体が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産となりました。

※大野教会堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。ただし内部の見学はできません

続いては長崎市内を離れて、長崎県の北部にある教会をめぐりましょう。
 

独特の色合いが記憶に残る平戸ザビエル記念教会

平戸ザビエル記念教会

緑色の外観が記憶に残る平戸ザビエル記念教会(2022年10月撮影)

サンフランシスコ・ザビエルが鹿児島に上陸した後、次に訪れたのは長崎県の北部にある平戸でした。平戸は南蛮貿易の拠点として栄えた島で、平戸島と隣の生月島には古くからたくさんのキリスト教徒が暮らしています。

平戸周辺にもたくさんの教会があり、平戸港の近くには1931年(昭和6年)に建てられた平戸ザビエル記念教会Googleマップ)があります。緑色に塗られた外観は、一目見ただけで記憶に残りますね。

建設された時は「カトリック平戸教会」と呼ばれていましたが、ザビエルゆかりの地の一つとして、聖堂の前にザビエルの像が建立されたため「聖フランシスコ・ザビエル記念教会」とも呼ばれるようになり、「平戸ザビエル記念教会」が正式名称となりました。
 

美しい海を望む高台に立つ田平天主堂

田平天主堂

赤レンガの彩りが美しい田平天主堂(2005年8月撮影)

平戸島と九州本土の間には平戸瀬戸があり、真っ赤な平戸大橋ができるまでは船で行き来していました。

その平戸瀬戸を望む高台に立つ教会が田平天主堂Googleマップ)。1918年(大正7年)に造られた赤レンガの彩りが美しい教会です。

2003年には国の重要指定文化財に指定されました。教会の敷地内の墓地の向こうには平戸瀬戸が見え、異国情緒を漂わせています。

※世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」では、生月島に近い平戸島の春日集落が構成資産に登録されて田平天主堂はエリア外となりました。しかしキリシタン禁教に関連する大切な資産であり、田平天主堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。
 

九十九島、最大の島・黒島に残る黒島天主堂

黒島天主堂

九十九島・黒島に造られた黒島天主堂。明治時代に造られた美しいレンガ造りの教会です(2012年3月撮影)

佐世保の沖合、海の中に小さな島々が密集する九十九島。美しい風景を誇る九十九島の中で一番大きな島である黒島は、キリシタン禁教令により弾圧を受けた隠れキリシタンが多く移住した地です。

黒島には、明治時代に造られた赤レンガ造りの美しい黒島天主堂Googleマップ)があり、キリシタン禁教時代での信仰を維持・拡大したことを示す痕跡が残っているとして、黒島の集落が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に登録されました。

1日3往復しか船便がない島のため、ゆっくりと時間をかけて訪れたい場所です。

※黒島天主堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。

続いては五島列島の教会をめぐりましょう。
 

五島で最初に造られた教会、福江島・堂崎教会

福江島・堂崎教会

五島で最初の教会、福江島・堂崎教会(2010年6月撮影)

東シナ海に面した長崎県は、壱岐(いき)や対馬(つしま)、五島(ごとう)など日本で一番多く有人島を抱える県でもあります。九州本土の西に位置する五島列島には、多くのキリスト教徒が暮らしたことから各地の島に教会が点在しています。

五島列島で一番大きな島、福江島にある堂崎教会(天主堂)Googleマップ)は禁教令が解けた後、五島で最初に造られた教会です。

明治時代初期より五島でのキリスト教宣教の拠点となりました。現在残る建物は明治時代中期に造られたもので、キリシタン資料館として見学することができます。
 

久賀島に残る明治初期の貴重な教会建築、旧五輪教会

久賀島・旧五輪教会堂(1)

久賀島に残る旧五輪教会堂。車では行けず、山道を15分ほど歩いてたどり着けます(2021年7月撮影)

久賀島(ひさかじま)は、福江島の北東にある小さな島。

外海に住んでいたキリシタンの移住によりキリシタンが多く住む島になりましたが、明治初期に「五島崩れ」と呼ばれる厳しい弾圧の中で子どもを含めた多くの教徒が殉教する事態に陥ります。

この事件が外交問題に発展したことで、ようやく信教の自由が認められるようになったという史実を踏まえて、島の集落全体が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産となりました。

久賀島の島内では1881年(明治14年)に浜脇教会が建てられ、五輪教会として1931年(昭和6年)に島内で移築。1985年に新しい建物へ教会の役目を渡した後、文化財保存の機運が高まり、旧五輪教会Googleマップ)として明治初期の貴重な教会建築が現在に残りました。
 
久賀島・旧五輪教会堂(2)

旧五輪教会堂。築140年を越える貴重な木造の教会です(2021年7月撮影)

建物の中に入ると「コウモリ天井」とも呼ばれるリブ・ヴォールトの天井が印象に残ります。

旧五輪教会堂までは車が通れる道路がつながっておらず、島内からは400メートルほど山道を歩かないとたどり着くことができません。それでも一度は訪れたい教会です。

※旧五輪教会堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。
 

クリーム色の外壁に水色の窓枠が美しい奈留島・江上天主堂

奈留島・江上天主堂

クリーム色の外壁と水色の窓枠が美しい奈留島・江上天主堂(2021年7月撮影)

奈留(なる)島は、久賀島の北東にある島。

久賀島と同様に外海に住んでいたキリシタンが奈留島北部の江上(えがみ)集落へ移住し、禁教令の時代は潜伏キリシタンとして長らく信仰を守っていました。

禁教令が解けた後、江上天主堂を建てて信仰を継続していたことから、外海地区や久賀島と同様にキリシタン禁教の終わりを示す場所として、江上集落が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成遺産となりました。

江上天主堂Googleマップ)の建物は、大正時代に建てられた二代目が残ります。木造の教会ですが、クリーム色の外壁に水色の窓枠というモダンな色使いの建物が目を惹きます。

※江上天主堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。
 

潜伏キリシタンが移住した小さな島に造られた頭ヶ島天主堂

上五島/頭ヶ島天主堂(2)

石造りの美しい教会、頭ヶ島天主堂(2021年7月撮影)

五島列島は、福江島、久賀島、奈留島のある下五島と中通島、小値賀島などからなる上五島に大きく分かれます。

上五島の大きな島、中通島に隣接する頭ヶ島(かしらがしま)は無人島でしたが、幕末になって弾圧を逃れた潜伏キリシタンが移住してきました。

五島崩れと呼ばれる激しい弾圧によって一時期無人にはなったものの、禁教令が解けた後の明治時代中期に木造の教会が建てられ、大正時代には石造りの美しい教会・頭ヶ島天主堂Googleマップ)が建てられました。

潜伏キリシタンが移住により信仰を維持した歴史が良くわかる場所として、頭ヶ島天主堂のある頭ヶ島の集落が世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産に登録されました。

※頭ヶ島天主堂の見学には、事前に「長崎の教会群インフォメーションセンター」に連絡が必要です。
 

五島列島には、他にも数多くの教会が点在しています

野崎島・旧野首教会

小値賀島へ向かう高速船から、野崎島の旧野首教会を望む(2021年7月撮影)

堂崎教会、旧五輪教会堂、江上天主堂、頭ヶ島天主堂以外にも五島列島には数多くの教会が点在しています。

世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産では、今回紹介した他に野崎島の集落跡に旧野首教会があります。
 
中通島・青砂ヶ浦教会

中通島にある美しいレンガ造りの教会、青砂ヶ浦教会(2017年3月撮影)

その他にも福江島の水ノ浦教会井持浦教会、中通島の青砂ヶ浦教会中ノ浦教会など歴史を重ねてきた教会がありますので、美しい五島の風景とあわせて、ゆっくり時間をかけて点在している教会を訪ねてみるのも良いですね。

続いてはライトアップされる教会を訪ねましょう。
 

教会を美しく照らすライトアップにも注目!

浦上天主堂(3)/ライトアップ

美しくライトアップされた浦上天主堂(2010年6月撮影)

長崎の夜景と言えば、稲佐山からの1000万ドルの夜景が良く知られていますが、市内の一部の観光名所でも常時ライトアップが行われているのをご存じでしょうか。
 
大浦天主堂(3)/ライトアップ

美しくライトアップされた大浦天主堂(2010年6月撮影)

教会では浦上天主堂や大浦天主堂が対象となっていて、22時頃までライトアップされています。

建物の外から眺める形にはなりますが、夜の闇に浮かび上がる教会の姿は幻想的で、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
 

長崎にある代表的な教会をピックアップしてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

記事内でも紹介しましたが、一部の教会は潜伏キリシタンの歴史を後世に語り継ぐべきと判断されて、2018年に世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されました。

貴重な歴史を刻んできた教会群と美しい風景が各地に広がる、長崎へぜひ足を運んでみてください。

長崎の教会群へのアクセス

長崎の教会群の位置関係

今回ご紹介した長崎の教会群の位置関係

アクセス:
■長崎駅まで
<飛行機>
長崎空港から長崎バス「エアポートライナー」、長崎県営バス「長崎空港リムジンバス」で長崎駅前へ。
<鉄道>
西九州新幹線「かもめ」

西九州新幹線「かもめ」

山陽新幹線 博多駅よりJR九州の特急「かもめリレー」に乗車。
武雄温泉駅で西九州新幹線「かもめ」に乗り換えて長崎駅へ。
<車>
長崎道 長崎インターチェンジより、ながさき出島バイパス経由で長崎市内へ。

●大浦天主堂
地図:Googleマップ
長崎駅前から長崎電軌(市内電車)1系統 正覚寺下行きに乗車し、新地中華街電停で5系統 石橋行きに乗り換え。大浦天主堂電停で下車し、徒歩5分程度。

●浦上天主堂
地図:Googleマップ
長崎駅前から長崎電軌(市内電車)1系統または3系統 赤迫行きに乗車。平和公園電停で下車し、徒歩5分程度。

●神ノ島教会
地図:Googleマップ
長崎駅前から長崎バス 神の島教会下行きに乗車し、終点下車すぐ。

●出津教会堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
長崎駅前から長崎バス 板の浦行きに乗車し、約1時間10分。出津文化村バス停で下車し、徒歩約15分。
車の場合、長崎バイパスから川平有料道路経由で外海方面へ進む。

●大野教会堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
長崎駅前から長崎バス 板の浦行きに乗車し、約1時間15分。大野バス停で下車し、徒歩約10分。
車の場合、長崎バイパスから川平有料道路経由で外海方面へ進む。

■平戸まで
<飛行機>
長崎空港から西肥バス 佐世保駅または佐々バスセンター行きに乗車。佐世保駅または佐々バスセンターで西肥バス 平戸桟橋行きに乗り換え。

<鉄道>
山陽新幹線 博多駅よりJR九州の特急「みどり」で佐世保駅へ。佐世保駅からは西肥バス 平戸桟橋行きに乗り換え。佐世保から松浦鉄道でたびら平戸口駅まで行き、平戸桟橋方面へ行く西肥バスに乗る方法もあります。

<車>
長崎道から西九州道に入り、佐々インターチェンジから国道204号線を経て平戸口へ。平戸島へは平戸大橋を渡ります。

●平戸ザビエル記念教会
地図:Googleマップ
西肥バス 平戸桟橋行きにて、平戸市役所前バス停下車。徒歩10分程度。

●田平天主堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googeマップ
西肥バス 平戸桟橋行きにて、平戸口桟橋バス停下車。天主堂近くのバス停を経由するバスは本数が極端に少ないので、平戸口桟橋からタクシー利用が無難です。
車の場合、平戸大橋を渡らずに手前の海沿いの県道へ。道が狭いので運転には注意が必要です。

●黒島/黒島天主堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
<飛行機>
長崎空港から西肥バス 佐世保駅または佐々バスセンター行きに乗車。佐世保駅から松浦鉄道で相浦(あいのうら)駅下車。または西肥バス 相浦桟橋行きに乗車し、終点で下車。
相浦桟橋より高島経由黒島行きフェリーで黒島へ。
<鉄道>
山陽新幹線 博多駅よりJR九州の特急「みどり」で佐世保駅へ。佐世保駅からは<飛行機>ルートと同じ。
<車>
長崎道から西九州道に入り、 相浦中里インターチェンジから相浦港へ。

■五島・福江島まで
<飛行機>
オリエンタルエアブリッジ

福岡・長崎空港と五島つばき空港を結ぶオリエンタルエアブリッジ

福岡空港と長崎空港から五島つばき空港まで、全日空とオリエンタルエアブリッジが運航。
※オリエンタルエアブリッジ運航便は全日空のコードシェア便として運航。
五島つばき空港からは、五島バスの空港連絡バスで福江港へ。
<船>
九州商船のジェットフォイル

長崎港と福江島・福江港、中通島・奈良尾港を結ぶ九州商船のジェットフォイル

長崎港より、九州商船のジェットフォイルまたはフェリーで福江港へ。

●福江島/堂崎教会
地図:Googleマップ
五島バス 戸岐方面行きで堂崎天主堂口バス停下車。徒歩10分程度。

●久賀島/旧五輪教会堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
福江港から木口汽船の高速船シーガルまたはフェリーひさかに乗船し、田の浦港へ。
田の浦港からタクシーまたはレンタカーで移動し、最後は山道を15分ほど歩く。
※五島市観光協会や木口汽船が主催する旧五輪教会堂へ海上からアクセスするツアーに参加する方法もあります。

●奈留島/江上天主堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
福江港から九州商船のフェリーで奈留島の奈留港へ。
また博多港から五島の各島を結ぶ野母商船のフェリー太古が、博多から福江への往路便のみ奈留港へ寄港します。
奈留港からはタクシーまたはレンタカー利用。
※五島市観光協会が主催する江上天主堂を含めた下五島の世界遺産の教会を巡るツアーに参加する方法もあります。

■五島・上五島まで
<船>
長崎港より、九州商船のジェットフォイルまたはフェリーで奈良尾港へ。
または九州商船の高速船で有川港、五島産業汽船の高速船で鯛の浦港へ。
その他、博多港から五島の各島を結ぶ野母商船のフェリーが青方港に寄港します。

●頭ヶ島天主堂(※見学には事前連絡が必要)
地図:Googleマップ
有川港ターミナルから西肥バス 頭ヶ島教会行きのバスがありますが、極端に本数が少ないため、レンタカーやタクシーの利用が良いでしょう。

【関連記事】 【関連サイト】 「九州の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで九州地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「日本の世界遺産」に、「名所・旧跡」ガイドで日本国内の世界遺産を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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