寿司や野生動物の肉に舌鼓、南アフリカ

W杯で身近になった南アフリカへ 

アフリカへの旅、というとハードルが高いと思われがちですが、W杯をきっかけに身近に感じられるようになった人も多いのでは？ 開催国である南アフリカ共和国はW杯を機にインフラ整備も進み、以前に比べて治安も改善しつつあります。

南半球に位置するため季節は日本と逆。つまり冬にあたりますが、全体的に温暖で寒さは日本ほど厳しくありませんし、サファリなどには適した季節。ただし、ケープタウンなどは雨季なので雨具も準備しておきましょう。国土は日本の約3.2倍もあるので、気候は地域によってだいぶ差があります。
肝心のグルメは実にバラエティ豊か。インドネシアやマレーシアからの移住者によるケープ・マレー料理やイギリス植民地時代に伝わった本格インド料理もあれば、サファリロッジなどで食べられるワニやダチョウといった珍しい野生動物の肉（ゲームミート）もなかなかの味わい。

アフリカ屈指のグルメタウンであるケープタウンでは、ケープ沖がミナミマグロの好漁場とあって寿司もポピュラーです。ただし、純和風の寿司を期待するのはさすがにちょっとキビシイよう。シーフード料理を一緒に出したり、タイ料理などのアジア料理と組み合わせたりと、その自由なサーブぶりに驚かされることもありますが、素材の良さも手伝って、味のレベルは総じて高め。魚好きのギリシア人やポルトガル人が多く住んでいることもあり、多彩なシーフード料理を楽しむことができます。

料理のお供には世界的に注目が高まる南アフリカ産のワインを。ピノノワールとエルミタージュをかけあわせたピノタージュは南アフリカ独特の品種です。

「この夏行きたい、美味しい国ベスト5」、続いて第3位です。

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