軽い負荷・短時間でも効果を発揮!
加圧トレーニングは、脚か腕どちらかに専用ベルトを巻いて行う
加圧トレーニングとは、腕もしくは脚の付け根に専用のベルトをつけて、個人に合った圧力を加え、血流量を適切に制限して行うトレーニング方法のこと。専門のトレーナーの指導のもとで行います。
加圧トレーニングは、極めて軽い負荷のトレーニングでも重い負荷のトレーニングをしたのと同じ、もしくはそれ以上のトレーニング効果を得られるといわれています。
しかも、1回のトレーニング時間は10~15分と、短期間で効果が表れるトレーニング方法なのです。加圧トレーニング、5つの効果
加圧トレーニングの特徴的な効果としては、主に「ダイエット」「血行促進」「回復力アップ 」「筋力アップ 」「アンチエイジング・美肌」の5つが挙げられます。
どうしてそんなに色々な効果が生まれるのでしょうか? 加圧トレーニングをした時に体の中でどんなことが起きるのか、その仕組みを簡単にご説明しましょう。
速筋と遅筋、2種類の筋肉が同時に鍛えられる
筋肉には「速筋」と「遅筋」の2種類があります。速筋は、酸素がなくても糖を燃焼させて活動することでき、太く発達する瞬発力を発揮する筋肉。また、遅筋は、酸素を使って活動し、ほとんど太くならない持久力を発揮する筋肉です。
一般的に筋力アップという時は、速筋が鍛えられることを指します。遅筋は軽い運動でも鍛えられますが、速筋を鍛えるには重い負荷のトレーニングを行う必要があります。
加圧により適切に血流を制限した状態でトレーニングを行うと、筋肉が酸欠状態に。すると遅筋が活動するための酸素が不足し、酸素がなくても動ける速筋が活動し始めます。つまり軽い負荷の運動でも、遅筋に加えて速筋も同時に使われるのです。
加圧トレーニングによって、実際は軽い運動しかしていないのに、筋肉はハードな運動をしたのと同じような状態になり、筋力がアップされるのです。つまり、筋肉が加圧に“だまされる”ということ。
この仕組みにより、加圧トレーニングの「筋力アップ」「ダイエット」の効果が生まれます。