投資信託/投資信託の運用はここがポイント

ベンチマークで投資信託をチェック!(4ページ目)

投資信託の値動きの特徴をおさえるためには、まずそのベンチマークを知ることが一番の近道です。今回は、ベンチマークとして多くのファンドに採用されている定番の指数を詳しくご紹介します。

執筆者:村岡 里香

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国内外の債券

一定期間ファンドの運用成績がベンチマークを上回っている状態をアウトパフォーム、下回っている状態をアンダーパフォームといいます。
株式市場だけでなく債券市場にも指数があります。直接、国債や社債を購入する方がコストはかかりませんが、指数を指標とする債券投資信託には、分散投資によってリスクを抑えながら好利回りを狙えるというメリットがあります。

●シティグループ世界国債インデックス
世界主要国の国債の総合投資利回りを各市場の時価総額で加重平均し、指数化したインデックス。組入対象は格付けBBB以上の投資適格債です。通貨別でみると、現在はアメリカドルとユーロがそれぞれ約40%を占めます。

主要国の国債を主な投資対象としている投資信託の多くがこの指数をベンチマークに採用。日本を含むものと含まないものがあり、グローバルソブリンがベンチマークにしているのは日本を含む指数です。

●ノムラBPI総合指数
日本の公募債券流通市場全体の動向を表す指数で、国債、地方債、政府保証債などで構成。組入債券比率の7割強は国債が占めています。野村證券金融経済研究所がデータを算出・公表。日本の公社債を投資対象としている投資信託の多くがこのインデックスをベンチマークとしています。

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自分で何本かの投資信託を組み合わせ、世界に分散投資するバランスファンドを作ることもできます。その際にも投資先に偏りがないかどうかを確認するうえで、是非これらの指数を参考にして下さい。

【参考記事】
どちらを選ぶ?分散投資を叶える二つの方法
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