投資信託/投資信託の運用はここがポイント

ベンチマークで投資信託をチェック!(2ページ目)

投資信託の値動きの特徴をおさえるためには、まずそのベンチマークを知ることが一番の近道です。今回は、ベンチマークとして多くのファンドに採用されている定番の指数を詳しくご紹介します。

執筆者:村岡 里香

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日本株式 = TOPIXと日経225

毎日、新聞やニュースで報道される指数ならチェックが簡単
まず、日本の株式市場を代表する2つの指数から見ていきましょう。

●TOPIX(東証株価指数)
TOPIX(東証株価指数)は、東証一部の全上場銘柄の時価総額(発行株数×株価)の推移を表す指数です。1968年1月4日の時価総額を基準の100とし、現在の時価総額がどれだけになっているかを表します。2011年12月現在は700~750ポイント当りで推移。基準日の44年前から東証一部の時価総額が約7倍になっていることがわかりますね。

日本株を投資対象とする投資信託のほとんどは、東証一部全銘柄を網羅するこのTOPIXをベンチマークに採用。株数も考慮された時価総額で計算されるので(加重平均)、時価総額が大きい大型株ほど、TOPIXの値動きへの影響が大きくなるのが特徴です。

●日経225(日経平均株価指数)
ニュースでよく聞く日経225(日経平均株価指数)は、東証一部上場銘柄の中から日本経済新聞社が選ぶ225銘柄の株価の平均値です。採用銘柄は毎年定期的に見直しが行われており、日経平均プロフィルで225銘柄の履歴と現在の一覧を確認できます。

発行株数が少なく株価が高い、いわゆる「値がさ株」の動きに影響を受けやすいのが特徴。リーマンショック以降、輸出関連銘柄の比重が高い日経225の成績が、金融、建設銘柄のウェイトが高いTOPIXを上回っており、最近は日経225をベンチマークとするファンドが注目されています。

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