残高(純資産総額)は50億円以上が目安
純資産総額もファンドを測る物差しのひとつ。ファンドの種類にもよりますが、50億以上あると安定した運用が行えるといわれています。TOPIXをベンチマークとするインデックス型などはもっと大きくても。 |
投信選びで押さえるべきポイントの最後の数字は、投資信託の残高を表す純資産総額。長年にわたり純資産総額が高く推移し、多くの人から支持されている投資信託を選びましょう。
必ずしも純資産総額が多いのが良いファンドというわけではないのですが、純資産総額が多いということは、ファンドマネージャーが思うように資金を動かすことができ安定した運用に繋がります。
逆に純資産総額が少ないファンドでは、一度に投資家が解約すると、その資金を作るために、売りたくない資産までも売らなければいけないことになり、思うような運用ができません。
次々新しいファンドを作られていく中で、古いものは見捨てられもう担当者もいない・・・なんて悲しい現実もあるようです。「気が付けば繰上げ償還!?」なんてことにならないよう、純資産総額が安定して推移し長年人気が高く支持されているファンドを選びたいもの。純資産総額の推移を見て、勢いのあるファンドかどうかも確かめておきましょう。
【参考記事】投信の純資産総額は人気ランキング?
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今回は、数字を中心に投資信託を選び方をお伝えしましたが、この他にも投資信託を選ぶポイントがいくつかあります。
・しくみがわかりやすいものを選ぶ
・運用のコンセプトに賛同できるものを選ぶ
・運用期間が決まっていないものを選ぶ
これらについては、下記のガイド記事の中でご紹介していますので、合わせてご覧下さい。
・なぜインデックスファンドが売れているのか。
・投資信託勝手にランキング2008