投資信託/ファンドの種類を紹介

知っておきたい国内株式投信の基礎知識(3ページ目)

知っておきたい投資信託の種類別の基礎知識。まずは国内株式型をご紹介しましょう。心配も多い将来の日本ですが、分散投資の観点からもポートフォリオの一角に加えておきたいもの。投資を通じて日本経済を応援することもできます。

執筆者:村岡 里香

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投資ビギナーにおすすめなのはインデックス型

日経平均やTOPIXと全く同じ値動きなので投資初心者にもわかりやすい!
投資ビギナーにおすすめなのは、中身や値動きがわかりやすい日経平均やTOPIXに連動するインデックスファンドです。

単に分かりやすいだけでなく、運用成績も中長期的にみればアクティブファンドを上回る傾向があります。その大きな理由は、運用成績に影響する保有コストの差。アクティブファンドの信託報酬の平均は年率1.5%程度であるのに対し、インデックスファンドの場合は年率0.6%程度と安く負担が小さいのが強みです。

中でも日経平均タイプならニッセイ日経225インデックスファンド(ニッセイ)、TOPIXタイプならCMAM日本株式インデックスe (中央三井)などが低コスト・インデックスファンドの代表格です。

ただし、中長期的にインデックスファンドに勝ち続けているアクティブファンドも存在します。たとえば、JFザ・ジャパン(JPモルガン)は1999年12月に設定され、現在までの騰落率はプラス97.5%(2011年12月末時点)。TOPIXのマイナス46.5%に対し圧勝の運用成績です。

また、さわかみファンドを筆頭とする直販型投資信託などは、アクティブ型でも良心的なコストが設定されており、レポートやセミナーなど個人投資家への情報提供の内容も充実しています。アクティブファンドも、運用方針が自分の考えに合ったもので、安定した実績を残しているものを自分の目で選べるなら活用してもよいでしょう。


投資ビギナー、要注意の国内株式投信はこれだ!

相場が下落するときに2倍、3倍の利益がでるベアファンド。熊が腕を上から下に振り下ろすことに例えてこう呼ばれる。相場が上昇することにより2倍、3倍の利益が出るのは雄牛のブルファンド。
通常のファンドは、株式市場全体の値動きと同じ方向に動くものですが、何倍かの倍率で逆連動するように設計・運用される「ベア型」と呼ばれるファンドもあります。これは、日本の株式市場が下落することで基準価額が上昇します。

投資妙味はありますが、中身が分かりにくいのと、レバレッジが効き値動きの幅が大きいため、随時状況をチェックできない方、初心者の方は避けておくのが無難でしょう。

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