投資信託/ファンドの種類を紹介

知っておきたい国内株式投信の基礎知識(2ページ目)

知っておきたい投資信託の種類別の基礎知識。まずは国内株式型をご紹介しましょう。心配も多い将来の日本ですが、分散投資の観点からもポートフォリオの一角に加えておきたいもの。投資を通じて日本経済を応援することもできます。

執筆者:村岡 里香

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国内株式投信の値動き・リスクを知っておこう

ファンドを保有する際は、価格が何に影響を受けて動くのか、どんなリスクがあるかを知っておくことが大切です。たとえば下落局面が来たときでも、「景気サイクルによりいずれ価格が戻ることもあるだろう」と思えるのなら、比較的落ち着いて保有していられるでしょう。選ぶ際は、そう自分が信じられるものを基準に選んでおくことが大事です。

投資信託のリスクには、価格変動リスク、信用リスク、為替リスクなどのリスクがあります。

国内株式投資信託は、日本の公社債に投資する国内債券投資信託に比べ高いリターンを期待できる反面、ハイリスクです。国内株式にはまず、「価格変動リスク」があります。株価は国内景気や企業業績の動向などによって日々変動しており、TOPIXや日経平均株価が1か月で10%程度値動きすることはよくあることです。また、「信用リスク」といって企業の倒産などによる影響もうけます。

国内株式には外国株式のように“直接”の「為替リスク」はありません。とはいえ、東証一部の時価総額の約4割は輸出関連銘柄。円高は輸出企業の業績を圧迫するため、現在のように大きく円高が進行している局面では、国内株投信の上値もおさえられる傾向があります。反対に円安は、国内株式投信にとってプラスとなる傾向があると言えます。

今後の価格の主な押し上げ要因としては、主要輸出先であるアメリカや中国経済の本格的立ち直り、欧州の財政懸念の後退などが待たれるところです。

次のページでは、投資ビギナーにおすすめの国内株式投信をご案内します。
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