確定申告書B様式を選択する人とは
確定申告書B様式は、所得の種類にかかわらず、どなたでも使用できるものです。個人事業主やフリーランス、アパートマンション経営をしている人はもちろんのこと、
- 給与所得者が転勤期間中にマイホームを賃貸に出した
- ゴルフ会員権を処分し、売却損が生じたので節税したい
- 土地・建物の譲渡があった
- 株式等の譲渡があった
- 申告分離課税の先物取引があった
- 山林所得や退職所得があった
明細書や内訳書はいったい何のため
明細書や内訳書については、確定申告書A様式とセットで使うとか、確定申告書B様式とセットで使う、といった決まりにはなっていません。例えば医療費控除を受けたい場合、給与所得者であれば確定申告書A様式と医療費の明細書をセットで使用することになりますし、個人事業主であれば確定申告書B様式と医療費の明細書をセットで使用することになります。
住宅ローン控除を受けたい場合も同様に、(特定増改築等)住宅借入金等特別控除額の計算明細書を、確定申告書A様式や確定申告書B様式に添付して提出することになります。
このように、「医療費控除を受けたい」とか「住宅ローン控除を受けたい」といった場合には、まず所得区分に応じて申告書の選択をしていただいた上で、プラスアルファで明細書や内訳書は何が必要かといった手順を踏んだほうがいいでしょう。
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