まずは源泉徴収票の用意
給与所得者で医療費控除を受けたいという場合の申告の下準備として、源泉徴収票の用意と医療費の集計は必須項目となります。上記の源泉徴収票から、国税太郎さんの所得状況は
- 年収680万円
- (必要経費を差し引いた給与所得)492万円
- 社会保険料控除や生命保険料控除といった所得控除の合計額246万5440円
- 勤務先で天引きされた所得税額14万7900円
源泉徴収票の読みこなしについてはガイド記事「源泉徴収票の読みこなし所得控除編」などを参考にしてみてください。
医療費の集計も必須
申告書の記載に入る前に医療費の集計もしておきましょう。下記の図表から読み取れるように、支払った医療費55万円(45万円+10万円)、生命保険や社会保険などで補てんされる金額25万円、というのは予め集計しておく必要があります。医療費の明細書下部の「控除額の計算」は後ほど解説しますので、ここでは集計までにとどめておいてください。