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支給漏れの年金にも税金がかかるのか(2ページ目)

年金にも税金のかかるモノとかからないモノがあります。では、消えた年金が認められ支給が開始された場合の税金の取扱いはどうなるのでしょうか

田中 卓也

執筆者:田中 卓也

税金ガイド

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税金のかからない年金も

「ふぅ~」というため息が聞こえてきそうです
しかし、すべての年金に税金がかかるわけではありません。
政策上、税金のかからない年金といったものも存在します。

公務のために重度障害となった人に支給する普通恩給、増加恩給や遺族の受ける恩給や年金で死亡した人の勤務に基因して支払われるものは、通常、遺族恩給とか遺族年金とかいわれているのですが、このような年金は所得税法上、非課税の取扱いとなっています。

税金のかかる年金、かからない年金、どうやって見分けるの?


では、税金のかかる年金、かからない年金はどうやって見分けるのでしょうか。

サラリーマンであれば、毎月毎月、給与の支給があるときに給与明細なるものも手渡されますね。年金も同様で、2ヶ月に一回、年金の支給があるときに年金の支給通知書なるものがお手許にあるかと思います。上記のように、公的年金等控除が受けられる年金については「公的年金の・・・」といった記載になっているのに対し、遺族恩給や遺族年金に該当するものについては支給通知書にその旨の記載がなされています。

いま受け取っている年金の種類が不安な方は支給通知書をもって、税務署に確認に行くといいでしょう。

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