引越し/引越し手続き

住所変更の方法

住所変更の“かなめ”となるのは行政への届出。これを済ませたら次は電気、ガス、水道の手続き。現在、インターネットから申し込めるものも多くあり、ツールを有効に使って時間を節約してみては。

執筆者:All About 編集部

引越しが決まれば住所変更の手続きも速やかに行いましょう。まずは要所となる行政の手続きから。

市区町村への届出

引越し、行政
行政へは持参するものを確認して、一度ですませるようにしたいものです
行政への手続きは2週間前から始めましょう。

■転出入届け
[役所の窓口で手続きを行う場合]
一般的には引越しが決まれば転出する市区町村役場へ行って転出証明書を交付してもらいます。その後、転入先の役場に証明書を提出すると転入手続きが完了です。なお、転入届けは転出後14日以内に行います。

[郵送にて受付けてもらう場合]
転出届けは必ず窓口で……、という訳ではありません。転出届けを郵送にて受理してくれる市区町村もありますので、時間の余裕がない場合は該当する役所に尋ねてみましょう。概ね、準備するものは以下の通りです。
  • 届出事項の記載
  • 届出人の住所・氏名の記載
  • 届出人の本人確認書類の写し
  • 返信用封筒
[住民基本台帳カードを使った手続き]
住民基本台帳カードをお持ちの人は、郵送で転出の届出を行い、転入先の役所に住基カードを提出するだけで転出・入手続きが完了します。

■国民健康保険
国民健康保険は、居住している市区町村が保険者となります。したがって、引越しで他の市区町村に移るときは保険証を返納し、転居先で新たに交付手続きを行います。交付を受ける際には、印鑑、転出証明書などの書類が必要となります。届出の期間は引越し日から14日以内です。

■国民年金
転出手続きは必要ありません。ただし、転入先の市区町村役場に年金手帳(または基礎年金番号通知書)を持参し、国民年金の住所変更の届出を行いましょう。役場によっては住民票の住所変更を行うと、国民年金の住所変更手続を自動的に行ってくれるところもあります。

■印鑑登録の廃止手続き
転出届けを出すと自動的に市区町村役場で登録された実印の抹消手続きが行われます。印鑑登録証もその際に返納することになるため、持参して行きましょう。

また新たに転入先で印鑑登録をしたい場合は、印鑑と本人確認書類を持参し、引越し先の役場で申請します。申請後、本人あてに届く照会書及び本人確認書類を持って手続きを行うと印鑑登録証が発行されます。申請と同時に登録証が必要な場合は、対応可能な市区町村もありますので直接相談してみましょう。

■原動機付自転車の登録変更
原動機付自転車の登録及び廃車については、市区町村が窓口となります。他の市区町村に転居する場合は、いったん廃車届けを出し、ナンバープレート及び標識交付証明書を返納します。その後、転居先の役場に印鑑、再登録用の廃車証明書を持参し手続きを行い、ナンバープレートと標識交付証明証を受け取ります。

※市区町村によって各種手続き、処理の方法が異なります。必ず事前にHPなどで確かめてから手続きを行ってください

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