定年・退職のお金/定年退職前後にやるべきお金の手続き

年金と失業給付の手続きは同時でもいいの?(3ページ目)

現在、退職年齢は60~65歳前後に流動化しています。60~65歳未満で退職すると雇用保険から基本手当(失業給付)が給付され、老齢厚生年金との併給調整が行われます。65歳以上で退職すると、年金と「高年齢求職者給付金」という一時金が支給されます。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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ハローワークに持参する書類は?

手続きは1回で完了、を目指すぞ!

手続きは面倒。1回でクリアしなければ時間がもったいない

離職したらできるだけ早くハローワークに出向き、窓口で「求職申込書」に記入し、「求職の申込み」と「受給資格決定」の手続きをします。その際には、 次の書類などを持参しましょう。

□ 会社から発行された「雇用保険被保険者証」
□ 雇用保険被保険者離職票-1
□ 雇用保険被保険者離職票-2
□ 印鑑
□ 運転免許証、住民基本台帳カード写真付など本人(住所や年齢)の確認ができる官公署発行の書類。これがない場合は、次のうち2種類を用意
(1)パスポートまたは健康保険被保険者証
(2)住民票または印鑑証明書
(3)国民健康保険証
□ 本人名義の普通預金通帳
□ 写真2枚(3cm×2.5cm)

持参すべきものは事前にハローワークのホームページ等で確認し、二度手間にならないようにしたいものです。65歳以上の退職でも必要な書類は同じです。

手続きを終えると、数日後に説明会があります。その説明会で前述の「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」が配布されます。

60~65歳未満に受給する特別支給の老齢厚生年金は、雇用保険の基本給付をはじめ、様々な給付金と受給調整が行われます。リタイアプランニングと密接に関係するこれら給付金との受給調整について、事前に情報収集する必要性はますます高まっています。
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