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貯蓄金額から考えるセカンドライフ格差(4ページ目)

老後の生活格差は、年金額や金融資産の差などで、現役時代のそれより厳しいのが現実です。年金と生活費と余暇活動費を貯蓄額から検討しました。

大沼 恵美子

執筆者:大沼 恵美子

貯蓄ガイド

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クラインガルテン利用には年間100万円程度?

ロハスな生活を求める人達が利用している滞在型・宿泊施設付き市民農園「クラインガルテン」――ドイツ語で「小さな庭」、日本では「市民農園」――は、「リゾート気分+農業体験」が満喫できる施設です。イメージは、小規模な農地付き貸し別荘といったところでしょうか。2001年4月にオープンした笠間クラインガルテン(宿泊施設付市民農園)は

  • 1区画の敷地:約300平方メートル
  • 菜園:100平方メートル
  • ラウベ(ログハウス風宿泊施設):30平方メートル(キッチン、バス、トイレ、ロフト付き)
  • 年間使用料:40万円/1区画
  • 契約期間は1年単位、最長5年まで更新可能
  • 水道・光熱費等は実費負担
  • 3組以上の家族や友人など、グループでの共同利用
  • 備え付けの農機具の使用は無料

と、都市に住みながら家庭菜園をしたい人、それも無農薬・有機栽培を目指している人たちが多く利用しています。自然に親しみ、自ら育てた安全で美味しい作物を消費する晴耕雨読の毎日、なんてゆったりとしたいい時間の過ごし方でしょう。でも、年間使用料や光熱費、交通費、種苗代、肥料代等、意外と費用はかさみそう。ということで年間100万円は必要と考えました。

クラインガルテンは、自宅との往復で気分転換を図る、収穫の喜びや自然との一体感を感じる、農業が継続できなくなったら契約解除をすれば後の心配はない、本格的に農業に挑戦する前の体験の場、など農業に興味を持つ人には魅力のあるシステムです。15年間利用するためには60歳時に、1%運用で1387万円、3%運用なら1194万円を準備しましょう。

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