夫が亡くなった方がリッチになれるなんて本末転倒。かけすぎに注意して
もしも夫が亡くなったら、という万が一の場合を考えるシリーズの2回目です。(1回目はこちら

1回目では、生命保険の適正な保険金額は、「遺族の生活に必要なお金のうち、貯蓄や遺族年金、遺族の収入などでまかなえない金額」という解説をしました。また、若い女性に対する遺族年金の内容がこの春から厳しくなり、女性に経済的自立が求められているということもご紹介しました。

今回は、一家の大黒柱は、いくらの生命保険に入ったらいいのか、というお話です。


INDEX
■夫が亡くなったほうがリッチに? それはかけすぎ!……P1
■遺族になったあと、必要なお金はどのくらい?……P2
■生命保険で備えるべき額は?……P3
■保険金は減らしていけるもの……P3

夫が亡くなったほうがリッチに? それはかけすぎ!

「万が一」を考えて不安になるあまり、「万が9,999(こんな言葉はありませんが)」の日常を犠牲にして、生命保険をかけすぎている家庭が少なくありません。「夫が亡くなったほうが、保険金が入るから家計が安泰」なんていうのは、おかしな話です。

日本人が払っている生命保険の保険料は、全世界で支払われている保険料の2割以上を占めるといわれています。1位はアメリカで、やはり2割くらい。(アメリカは、医療費のほとんどを自己負担する制度のため、個人個人が民間の保険を利用するようになっており、保険料支払いがかさんでいるようです。)

人口の差を考えても、日本人がいかに保険好きかがわかりますよね。かといって、ひたすら「保険料を安く!」と考えて見直しをすると、イザというときに保障が不足する恐れがあります。「必要な保障はいくら?」という観点から出発しましょう。


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