世界に誇る長寿大国ニッポン

2017年3月に厚生労働省が2015年の平均寿命(※完全生命表)が発表されました。日本人の平均寿命は、 女性が前年より0.16歳延びて86.99歳、男性も0.25歳延びて80.75歳となり、男性は下記のとおり世界各国の中で第4位の長寿、女性は2012年以来トップでしたが、今回は2位の長寿国となりました。

世界に誇る長寿大国ニッポン

世界に誇る長寿大国ニッポン



※「完全生命表」は国勢調査と人口動態統計をもとに5年毎に作成されているものです。

平均寿命が延びた要因について厚生労働省は、「治療成績向上で、がんなどの三大死因の死亡率が改善したことが大きな要因」としています。

<世界各国の平均寿命>
※各国のデータは2016年7月に厚生労働省が発表した「平成27年簡易生命表の概況」によるものです。日本人の平均寿命は2017年3月に発表された「完全生命表」によるものです。

●女性
1位 香港 87.32歳
2位 日本 86.99歳
3位 フランス 85.2歳

●男性
1位 香港 81.24歳
2位 アイスランド 81.0歳
2位 スイス 81.0歳 
4位 日本 80.75歳

逆に平均寿命が短い国では、女性だと南アフリカで57.2歳、インドで69.3歳となっており、男性では南アフリカの53.5歳・パキスタンで63.55歳、次いでロシアが65.29歳です。平均寿命が約50歳台という国々もあるのは驚きです。

世界の長寿大国となった日本ですが、平均寿命が上記の南アフリカなどのように約50歳という時代もありました。そんな日本人の平均寿命がどのように延びてきたかをチェックして、これからの寿命の延び方がどうなるかを推測してみましょう。

昔は平均寿命50歳!これからの寿命は延びる?縮む?

長寿大国日本も約60年前までは、平均寿命が男女ともに50歳代前半でした。厚生労働省のデータ「平均寿命の年次推移」から抜粋すると下記のとおりです。

<平均寿命の推移> 単位:年

【男性】 【女性】
・昭和22年 50.06   53.96
・昭和30年 63.60   67.75
・昭和40年 67.74   72.92
・昭和50年 71.73   76.89
・昭和60年 74.78   80.48
・平成 7年  76.38   82.85
・平成12年 77.72   84.60
・平成17年 78.56   85.52
・平成22年 79.55   86.30
・平成27年 80.75   86.99

昭和30年から昭和60年までの間、男女ともに10年ごとに約4歳ほど寿命が延びており、平均すると年間0.4歳ずつ延びたことになります。

平成になってからは毎年約0.2歳ずつの延びとなり、ややその幅が小さくなりましたが、このペースがこれから40年間続くとしたら、0.2歳×40年間で8歳ずつ寿命が延び、男性で約86歳、女性は93歳になるかもしれません。

皆さんは40年後に何歳になっていますか?

長生きすることの準備を今から始めたい

日本人の食生活習慣や医療技術、気候の変動などで平均寿命の延び方も変わってくるとは思いますが、同じ長生きするなら、健康面や生きがいなどの心の面、そして経済的な準備もしっかりして、セカンドライフを楽しみながら、安心して過ごしていきたいところです。

そのためには、国の年金制度の動向や、企業の退職金次第で左右されることがないように、今からしっかりと計画を立てて、コツコツと準備をしていく必要があります。

30代・40代の方にとっては、教育費やマイホームの購入と違って、準備できる時間もあります。今から工夫しながら準備をしていけば、経済的な準備も十分に可能です。

貯蓄にしても資産運用にしても、あるいは収入を増やすためのキャリアアップのチャレンジにしても、何もしなければ結果はゼロですが、何かをすることでプラスかマイナスの結果が生まれます。

これからの長い時間の中で、良い結果が出たものはさらに継続し、悪い結果が出たものは修正して前に進んでいくように意識をすると、その積み重ねが大きな財産になっていきます。がんばりましょう!
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