共働き夫婦は、何にどれくらいかけている?
まず、実収入が595,771円と7万円ほど多くなり、配偶者による収入は、136,096円と8万円以上増えて、実収入全体の23%となっています。あくまでも全国平均ではありますが、月7~8万円でも収入が増えると、ずいぶん違いますよね。※住居費:住宅ローンを除く 平成18年家計調査年報よりガイドがグラフ作成 |
支出項目もトップは「食費」:69,768円、次が「交通・通信費」:48,976円、と順番は変わりませんでした。共働き夫婦が、「勤労者世帯全体平均」よりお金をかけているのが、「教育費」「教養・娯楽費」「被服・履物費」などです。妻が働きに出る分、多少交通費や衣服代、美容院代などがかかるかもしれませんが、教育費や家族での娯楽費にもお金をかけられるのはうれしいですね。
週末は2人でゆっくり!
そのための費用は惜しまないカナコさん夫婦
仕事で忙しいとすれ違いも多くなりがち……せめて休日は2人でのんびりしたいよね! |
都内に住むカナコさんとノボルさん夫婦。2人はシステムエンジニア(SE)としてお互い多忙な毎日を送っています。突然残業になることは日常茶飯事なので、平日は2人で過ごす時間があまり取れません。その分、せめて週末はゆっくり過ごしたいと、家事代行サービスを利用しています。
●夫婦の年収:夫750万円、妻650万円、合計1,400万円
●家事代行サービス:毎週土曜日に3時間、月約5万円
●スポーツ観戦、映画鑑賞などレジャー費
:月2回、約2万円
●共通の友達とのホームパーティや2人でのんびりディナーなど
:月2回、約3万円
合計すると月10万円位を2人の時間のために使っていますが、これとは別に旅行用の積み立てや、将来のための貯蓄・投資も実践しています。
もちろん、普段それだけ2人が頑張って仕事をしているからこそ、実現できるのですが、「統計データ」とはあきらかに違う家計、ということが分かりますね。このカップルのように、人生のパートナーとして共に生きていくための費用も、もしかしたら「愛を育む費用」に入るのかもしれません。