公的な介護保険と民間の介護保険があれば、安心?
もしも介護状態になったら……2人の暮らしはどうなる? |
どちらもいざ介護状態となった時には、大変心強い制度ですが、全ての生活支援や介護・医療サービスを介護保険だけで賄えるわけではありません。また、「介護状態となっていること」が前提となっているため、健康状態に不安がある時に、サービスや保険金を受けられないケースも意外と多いのです。
■介護保険を使わずに、
民間の家事代行サービスを利用する場合の費用は?
軽い脳梗塞で入院していたサチコさんは、退院後もリハビリを続けて、幸いにも日常生活に支障のないくらいまで回復しました。でも、無理は禁物とのこと。介護状態ではありませんので、介護保険は使えませんから、自宅で暮らしながら家事代行サービスを利用しています。おおよそどれくらいの費用がかかるのか、試算してみました。
●買い物と掃除等で1日3時間、週3日依頼
約12,000円(税込み・交通費含む)×3日=36,000円(/週)
×4週=144,000円(/月)
×12月=1,728,000円(/年)
(株式会社ベアーズ デラックスメンバーの場合をもとに試算)
ここまで、自宅で老後を過ごすことを前提に考えてみましたが、最近は、老後を安心して暮らす方法の1つとして、介護付有料老人ホームに関心が高まっています。