「ミドルリスク・ミドルリターンの金融商品」といわれたREITですが、昨年後半から相場は急落。資金繰りに行き詰った上場REITの中にはついに破綻するところも出てしまいました。

【参考記事】
サブプライムに弱いREITとは?
REIT、物件売却が増えているのはなぜ?

ところで、そのような環境の中、「REITは売られすぎ」との声も聞かれるようになっています。これは「保有する不動産の時価に比べ、投資口価格が相当に下回っている」ということが根拠になっているようです。

しかし、ここで疑問が……。そもそもREITが保有する不動産の時価とはどのように算出されたものなのでしょう?

【記事のインデックス】
REITは収益還元法で不動産を評価! ……1P目
不動産の評価はリアルタイムではない……2P目
リスクが高まればキャップレートは高くなる! ……2P目

REITは収益還元法で不動産を評価!

REITは収益還元法で不動産を評価しています
REITは収益還元法で不動産を評価しています
REITが保有する物件の評価は、各REITの資産運用会社が定期的に行い、それを開示しています。最近の不動産評価の考え方は収益還元法。想定される純収益を一定のキャップレートで割り戻して評価する方法です。

このキャップレートが低いほど不動産の評価は高くなり、逆に高いほど不動産の評価は低くなります。
3,000万円÷5%=6億円
3,000万円÷8%=3億7,500万円

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