アメリカのサブプライム問題の影響で、世界的に信用収縮が起こっているのは周知のことでしょう。日本のREITもその影響を受け、資金調達に影響が出ているといいます。資金調達に影響が出る、つまり資金調達が難しくなると、REITの成長にとってマイナスに作用します。

【記事のインデックス】
REITの成長戦略、内部成長……1P目
もうひとつの戦略、外部成長……1P目
REITの命綱、資金調達……2P目
資金調達が難しいREITって? ……2P目

REITの成長戦略、内部成長

  REITの成長戦略は大きく2つ
REITの成長戦略は大きく2つ
REITの成長戦略について簡単に知っておきましょう。REITには大きく分けて2つの成長戦略、「内部成長」と「外部成長」があります。

「内部成長」とは、保有する資産の価値を向上させ、その収益力のアップを図るものをいいます。具体的には、「賃料を上げる」「稼働率を上げる(空室を減らす)」「コストを削減する」といったものが挙げられるでしょう。

もうひとつの戦略、外部成長

もうひとつの成長戦略は、外部成長です。外部成長とは、新しくオフィスビルや商業施設など、物件の取得によって、ファンドの規模を大きくしていく戦略をいいます。ファンドの規模が大きくなることで、リスク分散をはかれるようになり、またスケールメリットを活かした物件の管理などが可能となります。

つまり、REITの外部成長のためには、不動産を新規に取得することが欠かせない。そうして、そのために必要なのが資金調達ということなのです。冒頭に書いたように、資金調達が難しくなると、REITの成長にとってはマイナスになるのです。

外部成長をはかるために必要な資金調達。これが難しいところって? 次ページ