自己破産した人は、その事実が個人信用情報機関に7~10年登録されているので、その期間はローンを組むのが難しいといわれています。将来マイホームが買えるように、勤続年数を延ばし、自営業の人は確定申告をしっかりして、頭金を貯めて、準備をしておきましょう。また、自己破産後10年間は免責決定が受けられないので、二度目の自己破産は出来なくなります。住宅ローンもしっかりと計画を立てておきましょう。
住宅ローンいくら借りられる?
融資限度額は、原則として物件価格の8割までです。頭金を最低2割貯めましょう、というのはその物件の価格の100%はお金が借りられないので、2割は準備しましょうという事です。では、誰でもその物件の8割まで借りられるのかというと、そうではありません。
■年収500万円のアバウト君の例を見てみましょう。
住宅ローンには、収入基準(返済負担率)という条件があります。つまり、返済の目安は年収によって違うということです。
返済負担率
公庫融資・・・・・・20%以内
財形、年金融資・・・20%以内(公庫併せて)
銀行ローン・・・・・税込年収300万円以下 25%以内
(他の借入を含む) 税込年収400万円以下 30%以内
税込年収400万円以上 35%以内
*アバウト君はいくら借りられる?*
年収500万円なので、毎年返済に回せる金額は
500万円×35%=175万円。
ひと月だと14万5833円。
金利3%、30年の元利均等返済をしようとすると、100万円あたりの毎月返済額は4216円なので
14万5833円÷4216円×100万円=3400万円
アバウト君の年収からは3400万円借りることが出来ます。
*あなたの融資限度額は?*
年収×返済負担率÷12÷100万円あたりの返済額×100万円
100万円あたりの返済額(元利均等返済)
金利/期間 | 20年 | 25年 | 30年 | 35年 |
2.0% | 5058円 | 4238円 | 3696円 | 3312円 |
2.5% | 5299円 | 4486円 | 3951円 | 3574円 |
3.0% | 5545円 | 4742円 | 4216円 | 3848円 |
3.5% | 5799円 | 5006円 | 4490円 | 4132円 |
4.0% | 6059円 | 5278円 | 4774円 | 4427円 |
マイホームの購入は、諸経費もたくさんかかります。税金や、登記の費用、引っ越し費用、新居の家具電化製品の購入費。これらは、マイホーム購入価格の3~5%は必要なので、自己資金として購入価格の25%は貯めておきたいですね。