住宅ローンは他の借金にまで派生する

「夢のマイホーム」は夢かも!?
こんなはずではなかった。幸せな生活はどこへ?
購入後にきびしい生活の現実を感じ「あと数十年間も住宅ローンが続く。所得も上がる気配もない。無理がきている」と気付き、頭では何となく理解はできても、そう簡単に気持ちを切り替え、環境を変えることもできないのが人間。

となると、迷走し始めることになります。返せると踏んで、新たな別の借金をしてしまう。皮肉なもので、住宅ローンは他の借金にまで派生してしまうことになりがちです。

住宅ローン以外にも借金を増やし、返しきれない状況になると借金整理することになります。
それが住宅を死守するための行為であっても、自己破産という方法で解決した場合は、家を手放すことになります(解決の方法も数種あって「個人再生」という方法だと住宅を守りながら住宅ローン以外の借金を整理していくことも検討できます)。

苦しくても、住宅ローン以外に借金をしてはいけないと、収入をあげることに熱心になり、本業以外にバイトをしたり、副業をしたり、奥さんにもびっちり働いてもらったりして、生活を維持しているご家庭もあります。

それはそれで素晴らしいことだと思います。しかしそれも行き過ぎると、矛盾を感じることになるかもしれません。子どもや自分、つまり家庭の幸せのためマイホームを買ったのに、家族と過ごす時間が取れなく「いったい何の為に…」と生活自体に疑問を感じ始める方が多いのです。

なんとか返済できるということとはまた別に、メンタル的な疑問・問題が発生するようです。


家庭を捨ててマイホームを守る!?

人の価値観は千差万別で正解がないものだと思いますが、マイホーム自体を守るのではなく、家庭を守ることが本当ではないかと私は思います。

これからマイホーム取得をご検討の方は、ここら辺の根本を見失わずにやっていけそうなのかを、既に購入して住宅ローンで毎月苦しいと感じている方は、もう一度今後を見据えてみることをお勧めします。

ひとたび抱えた債務責任を下ろすことは容易ではありませんが、変えようとすれば今からでも良い方向に必ず変えられます。

現在、住居が賃貸でマイホームに憧れている方、焦ることは一切ありません。足元をすくわれないよう、じっくり検討されてください。いい物件はこれからもバンバンできてきます。

間違っても、よくある後悔の理由に多い「賃貸はいくら払っても自分のものにはならない」「生きている限り住居費は掛かるんだから、家賃も住宅ローンも同じ」といった安易な憶測からの購入理由には踏み切らないようにされてくださいね。

住宅取得は、間口を広くして、購入できる方は「ようこそ!」ですが、その後の生活についてとなると誰も助けてくれません。これから先を見越して、購入判断をしましょう。




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