1000万円のお小遣いも、使い道を間違えてしまっては大変です。 |
お小遣いは年1000万円?!
昨年、待望のお子さんを出産した39歳のセレブママ優子さん。有名企業にお勤めですが、今は産休中。ご主人は会社を経営なさっています。まず、お二人の収入についてお聞きしました。「私は、手取りで1000万円くらいですね。主人の方が収入は多いと思います。夫婦全くの別会計なので、収入や貯金がいくらあるかも知らないんです。生活費はほとんど主人が出していますから、私の収入は私のモノですね」
と言うことは1000万円、まるまるお小遣い?「そういう事になりますか。食費や、子供関連のお金は私が出しています。平日はベビーシッターさんに来てもらってますのでそのお金や、お洋服代くらいですけど」優子さんの横で、9ヶ月になったお嬢さんがきゃきゃきゃ!と笑っています。
お嬢様のお金は「ゆうちょ」
すでにお嬢様は1歳から、インターナショナルプリスクールの入園が決まっているそうで、教育費にもお金がかかりそうです。「教育も投資だと思うんです。私自身も自己投資にお金をかけて、MBAや通関士など仕事に役に立ちそうな資格を取って来ましたから。勉強をするのにリスクはありませんし、株って最近お金が手に入った人がやるものでしょ。資産の一部を外貨などでは持っていますが、基本的に働けばお金は入ってくるので運用などは考えていません」
39歳の出産ということもあり、教育費はすでにある程度貯まっているとか。「お祝いで頂いたお金は、郵便局に子供名義の口座を作って入れました。これも運用するつもりはありません。銀行だとつぶれてしまって、貯金が1000万円に減ってしまっても困りますし」1000万円に『減る』とさらりとおっしゃっても、全く嫌みな感じがいたしません。郵便局はつぶれないかもしれませんが、逆に1人1000万円までしか預けられませんが・・・。「年に60万円ずつこの子に贈与して、そのお金で保険を買う事にしたんです。契約者はこの子で、被保険者は私です」と言う事は、契約者は赤ちゃんですか?
0歳のお嬢様に相続対策!
「そうです。60万円ずつ銀行に貯めていくよりも、私が万一の時の保障もありますし、解約返戻金を結婚資金にしてあげてもいいなと思っています」セレブママ優子さんが・・・というより、0歳の赤ちゃんが契約した保険はこういう内容でした。
■東京海上日動あんしん生命
長割り定期保険
・99歳までの保障
・60歳払い込み
・契約者:0歳のお嬢様
・被保険者:39歳のママ
・保険金受取人:0歳のお嬢様
・死亡保障額:2280万円
・年払い保険料:59万7998円
・総支払保険料:1255万7958円
この保険は、定期保険ですが掛け捨てではなく解約すると戻ってくるお金、解約返戻金(かいやくへんれいきん)があります。99歳までの保障なので、ほぼ終身保険と思っていいでしょう。保険料払い込み期間中は解約返戻金をおさえる事によって保険料を割安にし、払い込み後は解約返戻金が総支払額を上回るという特徴があります。
セレブママ優子さんがこの保険を選んだ理由も、解約返戻金にありました。「60歳で保険料を払い終えると、この子は20歳です。それまでに万一の事があれば2280万円の死亡保障がありますし、20歳以降に解約すれば払い込んだお金よりもたくさんのお金が返ってくるので、使いたい時に解約すれば結婚資金の足しになるでしょう」
もし、ママが61歳の時に解約すれば解約返戻金は、1522万8120円。払ったお金より267万円殖えて返ってきます。89歳が解約返戻金が一番高くなるピークで、約1966万円になります。「解約して一時所得として受け取れば、贈与税や相続税よりも税額も安くなるので、こうしようと思いました」さすがセレブママ、税金の事もとてもよくご存知ですが、ガイド山口がもっと驚いたのは実はこの保険、優子さんが加入した時点では保険会社のホームページにも載っていない新商品だったのです。