子ども4人を大学まで行かせるにはどれくらい貯蓄すればいいでしょうか?

子ども4人の教育費をどう作ればいいでしょうか?

子ども4人の教育費をどう作ればいいでしょうか?

 
◆相談内容
子ども4人を大学まで進ませたいのですが家計が大丈夫か診断いただきたいです。4人とも、高校までは公立に(場合によっては私立でも)。大学は自宅から通わせ、おこづかいは自分で稼がせようと思っています。4人分の教育費を、年間どのくらい貯蓄していけば安心でしょうか。
共働きで定年まで働く予定ですが、万が一どちらかが稼げない状態 になると、収入が半分になるため、その心配もしています。(今は育休中で休業手当のみの収入ですが、来年度4月から復帰する予定ですので、復帰後の収入を入力しています)
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◆相談者/さくらさん(公務員・42歳・既婚)
家族構成/夫(42歳・公務員)、子ども4人(小6、小4、小3、0歳)
住まい/千葉県

◆現在の家計収支の状況
手取り月収:60万円(夫30万円、妻30万円)
年間ボーナス:240万円(夫120万円、妻120万円)


毎月の支出:約55万円
・いただいている内訳
住宅ローン:15万円
管理費:2万5000円
カード引落し:3万~10万円
食費(外食費・日用品込):12万円
電気・ガス・水道料金:2万5000円
教育費:13万円(給食費2万円、習い事5万円、幼稚園6万円)
親への仕送り:7000円

・その他
保険料:年間48万4000円
住宅ローン残債:2100万円
住宅ローンボーナス払い:20万円

想定しうる追加支出:年間120万円
(固定資産税、自動車税、車検代、車の買替プラン、旅行費、イベント・冠婚葬祭費、通信費、小遣い等)

資産現預金:1000万円
 

2パターンの進学条件で家計をシミュレートしてみます

夫婦共働きでしっかりと収入がありますが、6人家族の今後の生活費やお子様4人の教育費、老後資金の事を考えると、このままで大丈夫なのかと不安になる気持ちは想像できます。
 
今回は2パターンの条件で、一番下のお子さんが大学4年生までの家計状況をシミュレーションしてみました。一つ目はお子様が高校までは全員公立で、大学は私立の文系というパターン。二つ目はお子様2人が私立の高校で、大学は全員私立の文系、更に奥様が10年後に退職したというパターンです。

◆子ども全員が高校まで公立、大学は私立文系のパターン
  3年後 7年後 12年後 18年後 21年後
収入合計 1061 1149 1268 5294 0
支出合計 848 985 981 617 587
貯蓄残高 1702 2520 3552 11902 10141
※第一子教育費 50 130 0 0 0
※第二子教育費 50 40 100 0 0
※第三子教育費 32 60 100 0 0
※第四子教育費 15 30 50 130 100

◆子ども2人が高校まで私立、大学は全員私立文系、妻が退職したパターン
  3年後 7年後 12年後 18年後 21年後
収入合計 1061 1149 634 2647 0
支出合計 848 1085 981 617 587
貯蓄残高 1702 2370 3236 5704 3943
※第一子教育費 50 130 0 0 0
※第二子教育費 50 90 100 0 0
※第三子教育費 32 110 100 0 0
※第四子教育費 15 30 50 130 100

※単位は万円

※教育費は「平成28年度子供の学習費調査」(文部科学省)より算出
※収入は両親が55歳まで年1%、基本生活費は年2%増えると仮定。パターン1では18年後に夫、妻ともにそれぞれ退職金2000万円、パターン2では妻10年後に1200万円、夫18年後に2000万円の退職金が入ると想定
※物価上昇や運用利回りの変動率をゼロとしてます

 

妻が10年後に退職しても大きな心配なし。先取り貯蓄は年150万円を目安に

試算した結果、パターン1、2共にお子さん4人が大学卒業するまで学費を出しても十分な貯蓄がありますので、あまり大きな心配はありません。しかし試算はあくまでも未来予想図なので、これを現実にする為に、確実に行動に起こすべきことと、想定しておくべきことがあります。
 
まずは支出の把握。今回はシミュレーション上、仮置きしている支出がありますので、最低1年間は家計簿をつけ、実際に年間いくら使っているのかご自身でしっかり把握しましょう。そうすることで、無駄な支出と必要な支出がわかり、何を節約すればよいのか明確になってきます。
 
また、大学費用は私立文系の場合、入学金30万円と学費100万円×4年間で計430万円程かかります。430万円が4人なので、計1720万円必要になります。これを貯めていくには毎年150万円を12年間貯めれば1800万円になります。年間収支を確認すると、毎年150万円の貯蓄は十分可能と言えるでしょう。パターン2の場合では、第1子が大学進学した頃に貯蓄が目減りしますが、その後、奥様の退職金で十分賄うことができます。
 
150万円を貯蓄するには、毎月の先取り貯蓄5万円で年間60万円、これにボーナスから90万円貯蓄して合計150万円、というように夫婦で計画を立て、財形貯蓄等で確実に貯蓄していきましょう。

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今のうちから先を想定することが何よりの備えになる

お子さんの進路はまだ分からないので先回りして考えておきましょう

お子さんの進路はまだ分からないので先回りして考えておきましょう


今後の生活を考える上で以下の項目を想定しておきたいです。
 
・中学から私立に入れる場合
・遠方の大学になった場合(仕送りが別途月10万円程度必要になる)
・私立の理系や医療系の大学になった場合
・退職がもっと早まった場合
 
年齢的にお子様の進学先についてはまだ予想が立ちません。どんな状況になっても家族の生活を守り、夢や目標を現実にしていけるような人生を送る為には、使途不明金を減らし、もう少し支出をスリムにして年間の貯蓄額を上げていけるといいでしょう。可能であれば夫婦揃って定年まで勤め上げることが退職金の金額など考慮しても得です。しかし、早期に退職する可能性があるならば、早期退職後のキャリアプランを考え始めても良い時期です。
 
老後資金については、これまで通りの生活をしていれば、退職金もしっかり出る為、心配はいりません。しかし、教育費を準備できず、「教育ローン」を借りることになれば老後資金を圧迫します。共働き公務員のよい点は、退職金がしっかりある為、現役時代に積極的に老後資金を貯めなくてよいことです。だからこそ、退職金は老後資金の補填にできるよう、できるだけ手を付けずにいましょうね。

※診断結果はあくまでも現在の家計状況からの概算です。将来を保証するものではありません。

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解説・キャッシュフロー表作成 二宮清子

家計管理や節約を軸に、生活に寄り添った提案を行うファイナンシャル・プランナー。赤字家計を脱出した自分の体験から、ユーザー目線でのアイデアを発信している




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