テレビはいろいろな設置ができるようになった
薄型薄型テレビの時代になり、ブラウン管では考えられなかった設置が出来るようになりました。しかし、従来と同じように専用台に載せてリビングのコーナーに置いている場合が多いようです。せっかく薄型テレビを買ったのなら、リビングへの置き方を工夫しましょう。薄型テレビの設置方法には、おおまかに以下の6種類があります。
■専用台、またはAVラックに乗せる
■テーブルに乗せる
■壁寄せスタンドを使う
■フロアスタンドで自立させる
■壁に固定する、パーテーションに組み込む
■大型ボード内に置く
■天吊り設置する
最近は壁寄せスタンドやフロアスタンドなど、さまざまなスタイルが楽しめるようになっています。今回は置き方や楽しむスタイルからテレビを選ぶ方法をお教えします。
専用台、またはAVボードに載せる
超薄型のパイオニア、日立の液晶テレビを専用のAVボードにセットした |
一番手軽でポピュラーな設置法です。専用台を使うので、基本的にはどのテレビでも楽しめるスタイルです。テレビメーカーの専用台を一緒に購入する場合が多いようですが、買い替える度に新しい台を買い直さなければいけません。
デジタルレコーダーやチューナーなど接続機器とひとまとめにでき、システムアップも簡単ですが、リビングに場所を取ることと、ホコリ、ごみが溜まりやすく、掃除の手間が掛かります。家具メーカー、インテリアメーカーがシンプルで美しい汎用型の製品を発売していますので、そちらも検討してください。
インテリアの有名ブランドは例外なく、テレビ用スタンドを用意している。写真は、カッシーナ イクスシーの「エアフレーム3010 シアターボード・2段」 |
全ての薄型テレビがこの設置方法に対応しますが、プラズマ/液晶両方式からズバリ「横綱級の」一台ずつを挙げてみましょう。録画テレビには一体型ゆえの良さがありますが、専用台を使うなら別にBDレコーダーを組み合わせることをお薦めします。その方が出来ること(後述)も多いからです。
第一に、パナソニックの「TH-P42VT3」をお薦めします。プラズマ方式で最新のフルブラックパネル2、3D再生機能を搭載、SDカード録画も出来ます。本機はUSBハードディスク録画に対応しますが、ディーガを別に買うことをお薦めします。リンク機能が一番進んでいますので、ディーガの操作もテレビのリモコンで容易に出来ます。CATVユーザーなら、STBとディーガをiLINKで接続して、CS等のデジタル録画も可能です。
非常に明るい環境のリビング場合、画面の明るい液晶方式をお薦めします。やはり3D再生機能を内蔵したソニー・ブラビアの最新製品「KDL-46HX920」をお薦めします。本機は3Dのセカンドゼネレーションの製品で、3D画質が大幅に向上しました。販売店で3Dを見て、「暗いな」「色の変化が気になるな」とお思いだったなら、本機の3D映像を試してみてください。
3D VIERA TH-P42VT3 [42インチ]
3D BRAVIA KDL-46HX920 [46インチ]
ブラウン管から薄型テレビに変わって「悪くなった」一つに、搭載スピーカーシステムの音質が挙げられます。主にキャビネット不足に起因するものですが、専用台やAVボードにはアンプとサラウンドシステムを内蔵した製品があり、音質を補うばかりでなく、5.1chを再現します。
パナソニックのビエラをシアターラックにセッティングしてみた |
テレビメーカーでは、パナソニック、ソニーが用意しています。オーディオメーカーでは、ヤマハが代表的です。
シンプルにテーブルに載せる
専用台や大げさな大型AVボードを使わず、軽快感のあるシンプルセッティングという道もあります。テーブルトップ設置です。この場合、二つの考え方があります。まずは録画機能を含め「見る、聴く、録る」をテレビ一台に集約する道です。ズバリ、三菱のブルーレイディスク、ハードディスク一体型テレビ「LCD-40BHR400」をお薦めします。長く手元に置きたい番組は最初からブルーレイディスクにダイレクト録画出来ます。ハードディスク容量も500GBと必要十分。CATV受信やゲーム機の接続を別にすれば、これ一台をアンテナにつなぐだけで後は何も要りません。3Dに対応のLCD-40MDR1もあります。
次のページでは、さらに薄型テレビだからこそ実現できる壁際設置などについて説明します。