親と学校で納得できるまで話し合う
こちらでは、子育ては親も学校側も納得できるまで話し合うのが普通です。
例えば、新学期が始まる前に、担任や同じクラスにしてほしい友達を学校側にリクエストします。
次男の小学校は生徒数が少ないため、1学年が1クラスで30人程しかいません。
一方、今年から長男が通い始めたハイスクールは1学年が14クラスで各30人です。
こうなってくると来年はリクエストしないと大変です。
先生をよく見て、自分の子供に合った先生を選ぶのです。もちろん友達も、です。
一緒に勉強する上で問題がありそうだと先生にいわれた子は、チェックしておかないといけません。休憩時間に遊べばいいことなのですから、授業中は勉強に集中させましょうということで離すのです。
教師も学校も必死!?
教師も学校も、一生懸命というより必死です。
なぜなら、こちらの公立校は、通う地域が決められていないので、好きな学校を選べるのです。教師も日本のように終身雇用ではないので、生徒が減れば教師の数も必要なくなり、職を失ってしまうのです。
オーストラリアの大学は9割が外国人
ハイスクールについて説明しておきますと、こちらは中学と高校が一緒になっている学年は、Year8~12(12~17歳)です。
子供達の大学進学はこの5年間ですべてが決まります。
上位の10%程の生徒だけが、大学の推薦をもらって進学できるからです。
他の人は仕事をするか専門学校に行き、大学にいきたければ、改めて受験するのです。
オーストラリアの大学生のほとんどは外国人です。
一見、不公平に見えますが、外国から来た優秀な生徒達と、オーストラリアで選ばれた10%の優秀な生徒は、対等に学ぶぐらいレベルが高いようです。