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モデルルームでうろたえない!住宅ローン術(2ページ目)

モデルルーム見学に行くと、資金計画表も作成してくれます。その数字を見て、「家賃と同じ!」と単純に喜ぶのは危険!資金計画表のどこを見て、どのように判断すれば良いのか、知っておきましょう。

高田 晶子

執筆者:高田 晶子

住宅ローンガイド

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諸費用などの情報もしっかり確認を

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部屋のチェック同様、資金計画表の内容確認もとても重要です
モデルルームで作成してくれる資金計画表は、書式などはさまざまですが、記載されている主な項目はほぼ同じです。どのような点を中心に確認したら良いかを見てみましょう。

●借入額をいくらにするか
「物件の売買価額?自己資金額」と簡単にはいきません。住宅購入には、物件そのものの価額の他に、もろもろの費用がかかります。この諸費用については、原則自己資金の中から現金で支払うことになります。

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住宅購入には思った以上に諸費用が必要になる
右の例で見ると、自己資金(頭金)として1,080万円、諸費用として159万円と書かれていますので、合計1,239万円が必要になるということです。また、いざ購入となれば、引越代や新しい家具の購入など、さらに現金が必要になります。また、住宅を購入して貯蓄がすっかりなくなってしまっては、日々の生活が不安です。生活費の3~6ヶ月分は手元に残すようにしましょう。

「自分の貯蓄額+親からの援助?諸費用?引越しや家具の購入資金?生活費の3~6ヶ月分」を、購入の頭金とし、この金額を物件価額から差し引いた金額を借入額と考えます。

●年収について
収入がある人が1人の場合には、前年の税込み年収を伝えるだけで構いませんが、夫婦で共働きをしている場合には注意が必要です。2人分の年収を合わせた方が、当然ながら借入れできる額も多くなります。しかし、住宅ローンは返済が20年、30年と続くものです。もし、妻(もしくは夫)が、近い将来仕事を辞める予定があるのであれば、基本的には、1人分の収入で、資金計画を立ててもらう方が安心です。

安易な収入合算やペアローン(夫婦それぞれが、ローンを組む方法)は、どちらかが仕事を辞めたり、収入が減少した場合に、支払いが大変になるだけでなく、借換えができなくなるなどの支障も生じやすくなります。

「お二人の収入を合わせれば、もっと借入れができますよ」と、安易に勧めてくる営業マンには要注意です。

資金計画表のメインとも言える住宅ローンの計画についてのチェックポイントは次のページ で。
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