今月は全金利タイプで大幅上昇(2007年7月)
新規購入の人も、借換えを検討している人も気になる今月の金利の動向は? |
全期間固定金利も例外ではなく、35年の全期間固定は0.15%程度の上昇の金融機関が多かったようです。低金利時代に短期固定を借入れしている人の借換え先としては、長期固定はかなりハードルが高くなってきてしまいました。低金利の感覚を早めに修正して、金利が上昇しても支払える家計に本気で取り組んでほしいと思います。
<INDEX>
・主な金融機関の長期固定金利(30年返済)
・2ページ 新規購入組は、「フラット35」も要チェック
・3ページ 主な金融機関の10年固定は?
・4ページ ガイド注目!今月の住宅ローン情報
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【2007年7月】主な金融機関の長期固定金利(30年返済)
今月の主な金融機関の全期間固定、または30年固定の金利、および総支払額を比較してみましょう。<借入額3,000万円、30年返済の場合>
総支払額は、返済額の累計に保証料と事務手数料を加えたもの。保証料が必要な場合は、一律58万円として計算。保証料は、金融機関によって若干異なる場合もあります。 |
金利面から見ると、今月もソニー銀行が有利となっており、新生銀行、住友信託銀行と続きます。ただし、住宅ローンの比較をする場合、金利以外にも注目してほしいのが保証料や事務手数料です。特に、保証料は返済年数が長いほど、借入金額が大きいほど高くなり、その金額も大きなものになります。保証料や事務手数料も考慮した総支払額での比較も、住宅ローン選びの参考となります。
今月は、総支払額を見ても、金利も低く、保証料なしのソニー銀行、新生銀行が有利になっています。新生銀行と住友信託銀行を比較すると、金利差は僅かですが、保証料の差が影響し、総支払額では約80万円もの差となっています。保証料の違いがあり、どの住宅ローンがお得か判断しかねる場合には、このように、総支払額から検討してみるというのも、一つの手です。
新規購入の人は「フラット35」も検討の価値あり。次のページで比較してみましょう。