【2008年7月】主な金融機関の長期固定金利(30年返済)
今月の主な金融機関の全期間固定、または30年固定の金利、および総支払額を比較してみましょう。<借入額3,000万円、30年返済の場合>
総支払額は、返済額の累計に保証料と事務手数料を加えたもの。保証料が必要な場合は、一律58万円として計算。保証料は、金融機関によって若干異なる場合もあります。 |
今月は、金利面では、住信SBIネット銀行が2.85%、次いで新生銀行のバリュータイプが2.993%となっています。30年固定や35年固定は先月よりは小幅に下降傾向でした。住信SBIネット銀行は、先月と同じ金利ですが、先月は他の金融機関の上げ幅が大きかったため、今月も低めの金利となっています。
住宅ローンの比較をする場合、金利以外にも注目してほしいのが保証料や事務手数料です。特に、保証料は返済年数が長いほど、借入金額が大きいほど高くなり、その金額も大きなものになります。保証料や事務手数料も考慮した総支払額での比較も、住宅ローン選びの参考となります。
今月は、総支払額で見てみると、住信SBIネット銀行に次いで、保証料のないソニー銀行が有利となっています。
30年固定がある金融機関の場合には、ここでは30年固定を使って試算しています。35年間を利用するよりも、30年固定にするだけで大分総支払額を抑えることができます。35年返済であっても、そのうち固定期間が30年あれば、将来の金利上昇リスクは、わずかです。このように金利が高いときこそ、30年固定などを上手に利用しましょう。
新規購入の人は「フラット35」も検討の価値あり。次のページで比較してみましょう。